異伝〜”第六使徒”エオリア・フォーリア〜
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げます。――――セリカさん!」
唇を離した後笑顔でセリカを見つめて言った。
「……ああ。」
「フフ、プレイアのお屋敷でお留守番をしているマリーニャちゃん達に知らせないといけませんし、メンフィルにいるエクリアちゃんにも”使徒”が増えた事を報告しないといけませんね。」
(クク、異世界出身の”使徒”ができたと知った嬢ちゃん達の反応が楽しみだの。)
「まあ、サリアは喜んで、他の者達は絶対驚くか呆れるじゃろうな………」
「私やレシェンテちゃん以外の”使徒”か……一体どんな人達なのかしら?」
エオリアに見つめられたセリカは静かな笑みを浮かべ、リタは微笑み、ハイシェラは口元に笑みを浮かべ、レシェンテは苦笑し、リタ達の会話を聞いていたエオリアはまだ見ぬセリカの”使徒”達の姿を想像していた。その後セリカ達と共に朝食をとったエオリアはセリカ達より先に部屋を出て支部に向かった。
その後支部に到着したエオリアはミシェルから自分に割り当てられて最優先依頼の説明を聞いていた。
〜遊撃士協会・クロスベル支部〜
「……了解したわ。じゃあ、行ってくるわね。」
説明を聞き終えたエオリアは頷いた後笑顔でミシェルを見つめて言い
「え、ええ。それよりもエオリア、貴女、昨日何か良い事でもあったのかしら?」
エオリアの様子を見たミシェルは戸惑いながら頷いた後口元に笑みを浮かべてエオリアに尋ねた。
「え?どうしてそう思うのかしら?」
「だって、昨日まで貴女が纏っていた暗いオーラが全部吹き飛んでいるんだもの。正直、”グノーシス”に手を出すのかと心配していたぐらい、落ち込んでいたわよ、昨日までの貴女。」
「フフ、いくらなんでも私が”グノーシス”に手を出すなんて絶対にありえないわ。……でも、心配をしてくれてありがとう。これからは心配させた分の倍以上は働くつもりだから、期待していて。それじゃあ、行ってくるわ。」
ミシェルの言葉を聞いたエオリアは微笑んだ後支部を出て行った。
「フウ。何があったか知らないけどあの調子なら、大丈夫そうね。」
エオリアが出て行くとミシェルは安堵の溜息を吐き
「そうだな……だが………」
「………何となく感じたが……今のエオリアが纏っている空気………フェミリンスさんやセリカさんが纏っている空気にわずかにだが似ていないか?」
二人の会話を見ていたヴェンツェルは真剣な表情をし、スコットは不思議そうな表情で言った。
「エオリアが?よりにもよってあの二人に?そんなのありえないでしょ?だってあの二人は本物の”神”じゃない。まさかエオリアが”神”にでもなったっていうの?」
「そうは言っていないが……………」
不思議そうな表情で尋ねてきた
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