異伝〜”第六使徒”エオリア・フォーリア〜
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手に取った毛布にくるまって自分の身体を隠して顔を真っ赤にした状態でセリカを睨み
「……既にお前と俺は肉体関係の間だから、俺の前で裸になった事ぐらいで今更恥ずかしがることもないと思うが……」
(この戯けが。そういう事もわからないのは相変わらずだの。)
「そ、それとこれとは別問題です!セリカさん、女心が全然わかっていませんね!それでも女神の肉体を持つ人ですか!?」
「クスクス。今の発言は主が全面的に悪いですね。」
「全くじゃな。」
投擲された枕を片手で受け止め、呆れた表情で言ったセリカの言葉を聞いたハイシェラは呆れ、エオリアは顔を真っ赤にした状態でセリカを睨み、リタは微笑み、レシェンテは呆れた表情で頷き
「女神の肉体を持っている事は関係ないと思うが……………それよりも……どうやら元気が出たようだな。」
エオリアの言葉を聞いたセリカは呆れた表情で言った後、静かな笑みを浮かべてエオリアを見つめ
「あ…………………はい……………何だか実感がわかないですね………”あんな事”をしただけで”人”の身を捨て、不老不死の存在になっただなんて……………」
見つめられたエオリアは呆けた後頷き、不思議そうな表情で自分の両手を見つめた。
「―――だが、俺の”使徒”になり、絶大な”力”―――”正義の大女神”の”力”を得た事は事実だ。それは自分でも感じているだろう?」
「……………はい。その……ありがとうございます。私の自分勝手な我儘だけでセリカさんの”使徒”にしていただいて……」
「その事は別に気にしなくてもいい。俺にとっても得する話だから、”使徒”にすると決めたのだからな。……それにエオリアはリタとレシェンテにとっても数少ない友人だし、エオリア自身、ほおっておけない危うい状態だったからな。」
エオリアの言葉にセリカは答えた後静かな笑みを浮かべ
「セ、セリカさん……………」
セリカの言葉を聞いたエオリアは頬を赤らめ
「フフ………相変わらず優しいですね、主は。」
「全く………………それが”世界の禁忌”と恐れられる”神殺し”の言う事か?今のセリカは”神殺し”ではなく、”女殺し”と言ってもおかしくないぞ。」
リタは微笑み、レシェンテは呆れた表情で溜息を吐いた。その後エオリアは服や下着を身につけた後、セリカに歩いて近づき
「ん…………」
なんと自分からセリカの唇に自分の唇を押し付け
「………既に了解してもらっていますが………5年間は遊撃士を続けさせてもらいます。……勿論、私との”性魔術”をお望みなら言って下さったら、”性魔術”を受け入れますし、ご奉仕だってします。…………そして5年が経てば……………”第六使徒”エオリア・フォーリアの人生…………永遠に貴方に捧
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