異伝〜新たなる”使徒”の誕生〜
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した。
(クク………セリカの技術によってすっかり骨抜きにされたようだの。)
セリカの”使徒”となったことでエオリアの思念も感じ取れるようになったハイシェラは口元に笑みを浮かべたが
(これがレシェンテちゃん達が言ってたハイシェラさんとの念話………というかただの剣が本人の許可も無く勝手に人の思考を読まないでよ!)
(なっ!?新参者の分際でこの我をただの剣扱いだと!?この我を誰だと思っている!!)
エオリアの念話を聞いて驚いた後エオリアに怒鳴ったが
(エステルからはアムドシアスって言う名前の変態芸術マニアの魔神と同類の戦マニアのニート魔神だと聞いたけど?)
(なあっ!?お、おのれ………エ、エステル嬢ちゃん……!よりにもよってこの我があの馬鹿と同類だと……!?それに誰が戦マニアのニート魔神だのっ!!今度会ったら絶対ただでは済まさんだの!!そして我は伝説の”地の魔神”ハイシェラ様だ!しかと刻み込んでおくのだの!)
エオリアの説明を聞いて声を上げた後怒りに震えてエオリアに念話を送ったが
「(はいはい………)ふあ……………」
エオリアは投げやりに答えてあくびをした後、眠そうな表情をし
(こら!ちゃんと聞いているのか!?)
エオリアの様子を見たハイシェラは怒鳴ったが
(……いい加減黙っていろ。それにエステルの言っている事もあながち間違ってはいないだろう。)
(なっ!?)
セリカの念話を聞いて絶句した。
「………今夜はこのまま泊まっていけ。今日からお前は俺の”使徒”だから、何もおかしなことはない。」
「フフ……ありがとうございます………それじゃあ………お言葉に……甘えさせて……もらいます……ね……スー……スー………」
セリカの言葉を聞いたエオリアは微笑んだ後今まで溜まりに溜まっていた精神、肉体、両方の疲労や安堵感、そして”性魔術”の時の疲労によって急激に襲って来た眠気によってすぐに眠りはじめ、憑き物が落ちたかのような穏やかな寝顔を浮かべて眠っていた。
(全く……まさかいきなりこの我にあんな口を叩いてくるとは……それもこれも全てエステル嬢ちゃんのせいだの!………嬢ちゃんのせいで我の威厳がどれだけ薄れた上、我の扱いが皆からぞんざいに扱われていたことか…………………それにしてもまさか異世界出身の”使徒”ができるとはな。……というかサリアの時といい、セリカが誰かに頼まれて長期滞在する事になった場所で必ず新たな”使徒”が増えているのは気のせいかだの?それともこれもまたお前の”戦女神”としての”運命”とやらか?)
眠りはじめたエオリアを見たハイシェラは呆れて溜息を吐き、顔に青筋を立ててエステルの顔を思い浮かべて文句を言った後気を取り直してセリカに尋ね
(そ
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