異伝〜新たなる”使徒”の誕生〜
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感じる所シュリほどではないが魔力が普通の者と比べると高いからお前が失った力を回復させる対象としても役に立つ上、マリーニャほどではないが身体能力もそこそこあるし、他の”使徒”達と違って医療技術が長けているから、様々な局面で役には立つと思うが……………)
「……………………………………リタ、レシェンテ。今日はお前達はもう一つの借りてある部屋で2人とも休んでいろ。」
そしてハイシェラに言われたセリカは少しの間考え込んだ後リタとレシェンテの指示をし
「主?もしかして……」
「本気でエオリアを”使徒”にする気か!?」
指示をされたリタは目を丸くし、レシェンテは信じられない表情でセリカを見つめて尋ね
「……………エオリアの決意が本物なら、”使徒”にする。レシェンテはいつもお前達と”性魔術”をする時に展開する防音結界を展開してから部屋を出てくれ。」
「……………わかりました。主がそうおっしゃるなら。」
セリカの答えを聞いたリタは静かな表情で頷いた後部屋を出て行き
「ハア………まさかエオリアが”使徒”になるとは………………………こんな事になるなら”使徒”の事を教えなければよかった……………いや、待てよ?”性魔術”の事は教えていないから、もしかしたらそれを知ったら逃げるかもしれんな。いっそ、それにかけてみるか?ブツブツ………」
レシェンテは疲れた表情で溜息を吐き、小声で呟きながら部屋に結界を展開した後、部屋を出ていった。
(やれやれ……さすがに甘すぎないか、セリカよ?)
二人が出て行くとハイシェラは呆れた様子で尋ね
(今のエオリアはほおっておけないからな……………それに……今のエオリアは危うい……誰かが支えなければならんだろう……)
(クク、以前と比べるとかなりお人好しになっているだの。全く……エステル嬢ちゃんの影響をモロに受けているだの。)
セリカの答えを聞いて口元に笑みを浮かべた後、苦笑していた。
「(……勘違いするな。俺は親しい者しか助ける気はない。それにエオリアの場合はリタ達にとっても自分達の正体を知っても変わらず親しく接している貴重な人物だから、特別なだけだ。)……………エオリア。”使徒”になる方法は二人から聞いているのか?」
ハイシェラの念話に答えたセリカは真剣な表情でエオリアに尋ね
「いいえ。二人とも答えを濁して、結局教えてくれませんでした。それで……一体どんな方法で私を”使徒”にしてくれるのですか?」
尋ねられたエオリアは不思議そうな表情で答えた後尋ね返し
「全く………肝心な事を説明していないとは………どれだけの時を生きていようとも、二人ともまだまだ子供だな………」
尋ね返されたセリカは溜息を吐いた後エオリアに自分が知っている”
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