異伝〜新たなる”使徒”の誕生〜
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は♪リタちゃん、レシェンテちゃん♪」
「こんな時間に訪ねて来るなんて、珍しいですね。」
「一体何をしに来たのじゃ?」
部屋の中に入って来て微笑まれたエオリアをリタは不思議そうな表情で見つめ、レシェンテは表情を引き攣らせて尋ねた。
「可愛い二人を何とか譲ってくれないか、セリカさんに交渉しに来たと言ったら二人はどう思う?」
「え、えっと……………本気ですか?」
「そんなのセリカが絶対許さん上、わらわ達は絶対に嫌じゃ!」
そして微笑みを浮かべたエオリアに尋ね返されたリタは表情を引き攣らせながら尋ね、レシェンテはエオリアを睨み
「……で?本当は何をしに来た。」
その様子を呆れた表情で見ていたセリカはエオリアに視線を向けて尋ねた。
「あ、はい。まず借りていた外套を返しておきますね。……ありがとうございました。」
セリカの言葉を聞いたエオリアは紙袋から綺麗にたたんであるセリカの外套を取り出してセリカに手渡しし
「……ああ。わざわざ洗ってもらわなくてもよかったんだが……」
渡された外套をセリカは戸惑いながら受け取った。
「それで……その頼みたいことなんですが……………―――――私を貴方の”使徒”にしてください。」
そしてエオリアは決意の表情でセリカを見つめていい
(何だと!?)
「え。」
「なっ!?」
エオリアの言葉を聞いたハイシェラは驚き、リタは呆けた声を出し、レシェンテは信じられない表情で声を上げ
「…………………………………”使徒”がどういう存在なのか知っていて頼んでいるのか?」
セリカは少しの間固まった後、気を取り直して真剣な表情で尋ねた。
「はい。レシェンテちゃん達に教えてもらいましたから。」
「おい………」
エオリアの答えを聞いたセリカはレシェンテとリタを睨み
「わ、わらわ達のせいじゃないぞ!?」
「す、すみません、主。ですがまさかエオリアさんがこんな事を言い出すとは想像もしていなくて………………あの、エオリアさん。どうして主の”使徒”になりたいのか、理由を教えてもらってもいいですか?」
睨まれたレシェンテは慌て、リタは申し訳なさそうな表情をした後、戸惑った表情でエオリアに視線を向けて尋ねた。
「そうね、まずは理由を話さないとね………」
そして尋ねられたエオリアはセリカ達に”使徒”になる事を望むようになった理由――――――湿地帯での戦いやクロスベル市の襲撃の時に自分の無力感を感じ、何者をも圧倒できるほどの”力”を手に入れる為に”使徒”になりたい事を説明した。
「エオリアさん……………」
理由を聞いたリタは複雑そうな表情をし
「そんな理由でセリカの”使徒”に
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