異伝〜新たなる”使徒”の誕生〜
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達に力を分け与えた”主”の存在の目的を補佐させる者じゃ。”使徒”になった者は”神格位”を得た者同様永久的な命と超越した能力を手に入れる事ができるのじゃ。自分に力を分け与える主の”力”にもよるが………”使徒”になれば魔術師に才能がある者は高い魔力を手に入れ、戦士ならば身体能力は普通の人間では達する事ができないほど飛躍的に上昇するのじゃ。
へ〜………じゃあ、レシェンテちゃんはセリカさんのその”使徒”っていう存在だからそんなに強いの?
フフ、レシェンテの場合はレシェンテ自身が元々”古神”ですから、”古神”としてのとてつもない力を持っていますから、レシェンテの場合は”使徒”の中でも特殊な例ですね。
まあな!……だがわらわもセリカの”使徒”となった事でより強くなったのは事実じゃがな!
そうなんだ……ちなみに”使徒”には一体どうやったらなれるのかしら?
え、えっと………それは………
そ、それは絶対に教えられん!
え〜、教えてくれてもいいじゃない!ねっ!絶対に誰にも教えないから!
これだけは絶対に教えられん!……というか何でそこで抱きつくのじゃ!?
それは勿論、二人が可愛いからに決まっているじゃない!
フフ、アネラスさんと絶対気が合いそうだね。
というか奴とコイツが揃った時、わらわ達は絶対に酷い目に合うから、想像したくもないわ!
「………………………!」
不意にレシェンテやリタとのある会話を思い出し、その内容を思い出したエオリアは目を見開いて立ち上がり
「………………………………」
その場でしばらくの間考え込んだ後、決意の表情になってセリカの外套を綺麗にたたんで紙袋の中に入れた後、自室を出てある場所――――セリカ達が現在部屋を借りている建物―――かつてエステル達が部屋を借りていた”アカシア荘”に向かい、セリカ達が借りている部屋の扉をノックした。
〜夜・アカシア荘〜
「誰だ?」
ノックの音に気付いたセリカはドアに視線を向けて尋ね
「…………エオリアです。」
「あら………」
「げっ。」
扉の外から帰って来た答えを聞いたリタは目を丸くし、レシェンテは嫌そうな表情をした。
「……何をしに来た?」
「その……借りていた外套が洗い終わったので、返しに来たのと……後………セリカさんに折り入って頼みたい事がありまして……………」
「………わかった。鍵は空いているからそのまま入ってきて構わん。」
「……失礼します。」
そしてセリカの答えを聞いたエオリアは扉を開けて部屋の中に入って来た。
「フフ、こんばん
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