第92話
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よ。『約束の日』までの見届け、貴女にお任せしてもいいんだよね?」
通信を終えたカンパネルラははアリアンロードに尋ね
「ええ、構いません。この地を巡る運命……しかと見届けさせてもらいましょう。」
尋ねられたアリアンロードは静かに頷いた。
〜特務支援課〜
「い、一体外はどうなっているんだ……」
「……夫は……あの人は無事なのかしら……」
一方支援課のビルに避難した市民達は不安そうな表情をし
「あー、皆さん落ち着いて。今入った連絡によると大半の謎の武装集団がヴァイスハイト局長やギュランドロス司令達――――警察、警備隊の連合部隊によって殲滅され、残りの連中も撤退を開始したそうです。安全が確認されしだい、ちゃんと家に戻れますよ。」
市民達の様子を見たセルゲイが声をかけた。
「そ、そうなの!?」
「おお、女神よ………ご加護に感謝します……!」
「それにしてもこんな事をする連中を殲滅って……さすがは”六銃士”だな!」
「ああ!女神に代わって裁いてくれたのかもな!」
セルゲイの言葉を聞いた市民達は明るい表情をし
「かちょー………もう、だいじょうぶなの?」
キーアは不安そうな表情で尋ねた。
「ああ、ひとまずはな。ロイドたちのヤツ……無事でいるといいんだが。」
「―――うん、大丈夫。ロイド達なら平気だよ。」
「ん、ああ、そうだな………何だかんだ言って奴等も成長しているからな。ひょっとしたらかつてのセルゲイ班より―――」
キーアの言葉にセルゲイが答えかけたその時、セルゲイのエニグマが鳴りはじめ、セルゲイは通信を開始した。
「はい、こちら支援課―――……おお、ダドリーか。そっちの様子はどうだ?………なに?猟兵どもの飛行艇だと……」
セルゲイの様子を見たキーアはセルゲイから離れて2回に上がって窓で外を見つめながら神秘的な光を全身から放った。
「…………………そんな……………どうやってもミントや………エリュアがいる限り…………………………これ以上変える事はムリ…………………それどころか………ミント………エ………スやフィーナどころか………アまで呼んできて…………………キーアの”力”を……………なんで……の……ーアは……………キーアの………ジャマを………するの………?…それに……………”これ以上先”が見れなくなっている………………………一番、良い方法を見つけたと思ったのに……………たくさんの人達の運命が……………………………シズクの運命が……………………………みんな、キーアのせいで………………………」
光を放っていたキーアは表情を青褪めさせた後、泣きそうな表情で黙り込んだ。するとその時何かの音がなり、音に気付いたキーアは
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