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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜真の”戦鬼”〜
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か、今更ですけど、あんなとんでもない戦いの中にあたし達が割って入れるかどうか疑問なんですが……」

「”戦鬼”の名をかけた戦いか……こりゃ、加勢する方が無粋ってもんだね。」

ワジは興味深そうな様子で疲れた表情のノエルと共にシグムントとガルムスの戦いに視線を向けた。

「フン。それに貴様らが心配しなくても”あの程度”の輩、マスターにとって敵ではない。ここで”戦鬼”と恐れられるマスターの力を見れる事……光栄に思いながら戦いを見ているといい。」

ロイド達の様子を見たベルは鼻を鳴らした後口元に笑みを浮かべてロイド達を見つめて言った。



「喰らえいっ!!」

ガルムスと戦っているシグムントはクラフト―――ジオブレイクを放ち

「甘いわっ!!」

対するガルムスは武器で全てさばき

「見切れるか!?五段突き!!」

両手に持った武器で次々と突きを放ち

「おおおおおおっ!!」

シグムントは吠えながらガルムスが次々と繰り出す突き攻撃を捌いていたが

「グッ!?」

一撃だけは防げず、ガルムスが繰り出した突きを脇腹に受けて、脇腹から血を噴出させ、表情を歪めた!

「邪魔だあっ!!」

そしてダメージを受けたシグムントはクラフト―――テンペストレイジを放ち

「ぬううんっ!!」

ガルムスはクラフト―――豪薙ぎ払いを放って攻撃を相殺し、相殺した際に発生したすざましい衝撃波によって、二人は吹っ飛ばされ

「そこだあっ!!」

吹っ飛ばされたシグムントは態勢を立て直してクラフト―――ハーケンスロウを放ち

「小賢しいわっ!!」

自分に襲い掛かってくる斧を見たガルムスはクラフト―――玄武の地走りによるすざましい衝撃波で襲い掛かってきた斧を2本とも吹っ飛ばした!

「フン!!」

吹っ飛ばされた斧を見たシグムントは跳躍して斧を装備し直し

「潰れろっ!!」

どんな装甲をも全て叩き潰すクラフト―――ジオフォールでガルムスに襲い掛かり

「遅いわっ!大地の怒りを知るがよい!」

シグムントの技を見たガルムスはシグムントが自分がいる場所に武器を叩きつける瞬間、後ろに下がって回避した後クラフト―――天震撃をシグムントの目の前の地面に叩きつけた!

「ぬうっ!?」

地面のタイルを破壊するほどのガルムスが放ったクラフト―――天震撃によって発生した衝撃波をその身に受けたシグムントはダメージを受けると共に怯んだ!

「――――好機!本物の”戦鬼”の恐ろしさ、とくとしれぃっ!!オォォォォォォォ―――――――――!!」

シグムントの様子を見たガルムスは膨大な闘気を纏いながら双槍で乱舞攻撃を行い

「ウオオオオオオオオオ――――――――――ッ!!」


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