第91話
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ス元帥とベルの援護をしてくれ。市街地の連中は俺達が片付けておく!」
「わかりました!」
「ちなみにその”協力者”って人はどんな特徴の人だい?」
そしてヴァイスの指示にロイドは頷き、ワジは尋ねた。
「2本の槍を扱っている老人だから、すぐにわかる。後、その老人の側にはその人形―――リューンのような小さな人形がいるはずだ。」
「……老人だなんて………ガルムス元帥が聞いたら、絶対怒ると思いますよ………?」
尋ねられたヴァイスは答え、ヴァイスの言葉を聞いたリセルは苦笑していた。
「リューン。こっちに来たついでにロイド達を回復してやってくれ。」
そしてヴァイスはリューンに視線を向けて指示をし
「ふふーん、任せやがれですのっ!………さぁて、皆さんお待ちかねのわたくしの出番ですの♪ブラウルナミス!!」
指示をされたリューンは自慢げに胸をはって答えた後、指先から巨大な魔法陣を展開し、魔法陣から聖なる光を放ってロイド達の傷や体力を完全回復させた!
「こ、これは………」
「治癒魔術…………」
「しかもとてつもない魔力を感じました……………」
「あんな小さな人形がこんな凄い魔術を使うなんて……し、信じられません。」
「お、おいおいおい……!マジで一体何なんだ、その人形モドキは!?」
リューンのSクラフトにして最高治癒魔術―――ブラウルナミスを受けたロイドとエリィは呆け、ティオとノエルは信じられない表情をし、ランディは混乱した様子でリューンを見つめ
「………………………もしかして異世界の”古代遺物”のような存在かい?」
ワジは真剣な表情でリューンを見つめた後、ヴァイスに視線を向けて尋ね
「ああ、そのような存在と認識してもらっていい。」
尋ねられたヴァイスは肯定し
「”古代遺物”………!」
「す、凄すぎるわね………魔術を使うどころか、意志や感情まであるなんて………」
ヴァイスの答えを聞いたロイドとエリィは驚いた。
「さっきから人形、人形と………わたくしは”魔導功殻”ですのっ!よぉぉっく、覚えておきやがれですのっ!!」
そして顔に青筋を立てたリューンはロイド達を睨んで叫び、睨まれたロイド達全員は冷や汗をかき
「ロイド達が”魔導功殻”を理解できるとはとても思えんが……」
「確かにそうですね……」
リューンの言葉を聞いたヴァイスとリセルは苦笑し
「可愛い顔をしているわりに微妙に口が悪いな……」
「フフ、そうですか?何だか微笑ましくて可愛いいと思いますよ?」
(やれやれ…………”僕達”からしたらとんでもないレベルの”古代遺物”なんだけどね………)
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