男⇔女
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「安心してくれ。痛めつけずに快楽で堕とすのが僕の流儀だから。体に傷は残らないよ」
このままだと女さんの貞操がピンチだ。どうにかして脱出しなければ。
・・周りにはボディーガードであろうチンピラたちが三人。手足を拘束されていて場所も分からない。
女さんの身体能力も普段から鍛えていることもあって逃げることくらいなら出来るだろうが喧嘩になると流石にどうにもできないだろうし女さんの体も傷つけたくもない。
「ぎ、議員さん。こんなことやめてください」
ともかく事態が好転させるために少しでも時間稼ぎだ。
「公務員である議員さんが犯罪を起こしたと報道されればもう選挙に出れませんよ」
「あ、女さんは何かリクエストあるかい?出来る限り配慮するよ」
聞いちゃいねぇ。俺の言葉に興味はないってか。
「議員さん。貴方はそんな人ではないはずです。どうか落ち着いて・・」
「・・そんな人ではない?」
「そ、そうです。優しくて苦労しながらも頑張って・・」
「お前に何が分かる?」
突然鬼のような形相で怒鳴る議員。
「僕の上澄みに触れただけで理解している?何が分かるというんだよ!みんなみんなみんなみんな!無能な連中はいつも僕を苛立たせる!」
・・どうやら地雷踏んだようだ。やっちまったなー。
「いいから?君は?大人しく僕に屈服していろ?」
議員が手にかけようと・・
ドカァン?
「「?」」
この場にいる全員が驚き音の元に視線を向ける。
「・・大丈夫ですか男さん!」
そこには俺の姿が。って女さん?
「お、女さん?どうして?」
「男さんが連れていかれるのが見えたので助けに来ました!」
「バカ!危ないだろうが!」
「危ないのは男さんの方です!今私の体なんですよ?」
「どっちの体でも危険にはかわりないだろう!早く逃げろ!」
「ここまで来ては引けませんし引きません!待っていて下さい今助け・・」
・・!チンピラの一人が女さんの背後から殴りかかろうと・・!
「女さ・・」
「・・ふっ!やぁ!」
攻撃を最小限の動きで躱し・・がら空きの鳩尾にストレートを打ち込んだ!
「・・助けますから!」
一撃でチンピラを撃破した・・・・あれ?。
「この・・!」
残りの一人がサバイバルナイフを構え女さんと対峙する。おいおい物騒過ぎるだろう!
「おい!レディに刃物向けてんじゃねぇよ!」
チンピラが訝しげな顔をしてきた・・俺たち入れ替わってましたね
ともあれ危険なことに変わりはない。威嚇目的だとは思うが・・
「おら!」
しかし、チンピラは容赦なくナイフを振り下ろした!
「女さん?」
チンピラは左肩から右横腹を切断するようにナイフを振り下ろす。
「・・っせい!」
・・が、女さんは振り下ろされる前に右手を掴み、合気道の四方投げのようなモーション
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