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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜メルキア四元帥〜
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!?しまった!残りの一人は――――」

ヴァイスの言葉を聞いたアリアンロードが目を見開いたその時!

「クク、儂のような老兵に花を持たせるとはな!意志が一つになった”メルキア四元帥”の底力、思い知るがよい!」

膨大な闘気を纏い、好戦的な笑みを浮かべているガルムスがアリアンロードの側面から強襲し

「ガルムス元帥は”老兵”という言葉に絶対に当てはまらないと思うのですが……」

「それにこの中で”老兵”という言葉に真っ先に当てはまるのはエイフェリア元帥だと思うが?」

「なんじゃと!?今のわらわの年齢は以前と違って、貴様と同年代だ!わらわと同年代の上、既に成人した娘もいる貴様に”老兵”と言われる筋合いはないわ!」

ガルムスが強襲すると同時にヴァイスは苦笑しながら剣を引いて、その場から後ろに跳躍してガルムスに場を譲り、口元に笑みを浮かべて呟いたオルファンの言葉を聞いたエイフェリアはオルファンを睨み

「フッ、冗談だ。」

睨まれたオルファンは静かな笑みを浮かべて呟き

「フン!どうだかな!」

オルファンの言葉を聞いたエイフェリアは鼻を鳴らしてオルファンを睨んだ。

「オォォォォォォォ―――――――――!!」

一方ガルムスは膨大な闘気を纏いながら双槍で乱舞攻撃を行い

「ハァァァァァァァ……!!」

ガルムスの乱舞攻撃に対し、アリアンロードは槍で全て捌いていた。

「これぞ我が奥義!岩壊撃!!」

乱舞攻撃を放ち終えたガルムスは最後の一撃に膨大な闘気を纏った一撃を放ち

「!!な―――――アアアアアアアアアアアア――――――――――――ッ!?」

アリアンロードは武器で防ごうとしたが、ガルムスが放った一撃はあまりにもすざましく、アリアンロードの手から槍を弾き飛ばし、さらに鎧を容易に砕いてアリアンロードの胴体を斜め十字(クロス)に斬り裂くと共にアリアンロードを吹っ飛ばし、吹っ飛ばされたアリアンロードは悲鳴を上げながら弾き飛ばされた槍の所まで吹っ飛ばされて地面に叩きつけられた!

「グッ……見事です……………」

鎧が砕かれ、攻撃された部分―――胴体のさまざまな場所から大量の血を出血させているアリアンロードは呻きながら地面に膝をついた状態で起き上がりヴァイス達―――――”メルキア四元帥”を見つめた!そしてアリアンロードが”メルキア四元帥”によって屈せられた頃にはリセル達もそれぞれの戦闘を終え、周囲には猟兵や構成員、魔獣の死体、人形兵器の残骸だらけになっていた……………!
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