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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜メルキア四元帥〜
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炎の壁が現れ

「後日の災いにならぬよう、今ここで排除する。………我焦がれ、いざなうは焦熱への儀式!そに捧げるは、炎帝の抱擁!!――――――イフリート・キャレス!!」

オルファンが炎の壁を見つめて呟いた後詠唱を終えると煉獄の炎がアリアンロードを襲った!



「ハァァァァァァァ……!!」

その時アリアンロードは膨大な闘気を纏った槍でクラフト――――アルティウムセイバーで自分を襲う煉獄の炎を打ち消した!

「全く……どこまで化物じみているのだ?レクシュミ殿でも今のを防ぐのは相当難しかろうに。」

そこにエイフェリアが不敵な笑みを浮かべながらアリアンロードに強襲し

「!!」

強襲して来たエイフェリアを見たアリアンロードが身構えたその時!

「受けよ!これぞ魔導兵器の真髄である!!」

エイフェリアは槍で怒涛の突きを放ち

「ヤァァァァァァ…!!」

対するアリアンロードも怒涛の突きを放って攻撃を相殺していたが

「グッ!?」

エイフェリアの槍はただの槍ではなく、魔導技術の仕掛けが施されてある『魔導槍』の為、突きと共に起こる爆撃を次々と受けて傷つき

「マギブレイク!!」

怒涛の突きを放ち終えたエイフェリアは最後に強烈な突きを放ち

「っ!!」

エイフェリアの突きを武器で相殺したアリアンロードだったが、突きを相殺した瞬間に起こった大爆発に巻き込まれてダメージを受けると共に怯んだ!大技を放ち終えたエイフェリアは後ろに跳躍して後退し

「フッ……新参者が古参に先鋒を任せて美味しい所は自分が貰うとは中々いい度胸をしておるな?」

口元に笑みを浮かべて自分とすれ違って、アリアンロードに向かう人物に呟き

「フフ、私としては女性に先を譲るのは当然として、師に戦術の見本を教わっただけですが?」

エイフェリアがすれ違った人物―――ヴァイスは静かな笑みを浮かべながら答えた後アリアンロードに向かい

「この一撃に……全てを託す!ロードブラストッ!!」

膨大な闘気を纏った大剣でアリアンロードに斬り込んで薙ぎ払いを放った!

「甘いっ!!」

しかしアリアンロードは槍を振るってヴァイスと鍔迫り合いの状態になった後、ヴァイスが放ったSクラフト―――ロードブラストによる大爆発をその身に受けた!

「グッ……!見事な連携でしたが、後一歩届かなかったようですね……!」

爆発によるダメージを受けたが直撃を避けたアリアンロードは表情を歪めながら、ヴァイスと鍔迫り合いの状態をしながら呟き

「フッ。確かに今のを防がれたのはショックだが、”切り札”は最後までとっておくのが戦の常識だ。」

アリアンロードの言葉を聞いたヴァイスは静かな笑みを浮かべて呟き


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