外伝〜英雄達の激闘〜前篇
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アル達が猛スピードで突撃しながら戦っている中、リューンは大声を出しながら3人を追い
「回復と援護役のわたくしなしで、たった3人で暴れていたらその内囲まれてドギャーンと死んでしまいますのッ!だから待てぇぇですの〜〜っ!」
猛スピードで3人を追いかけていた。そして戦場で大声を出し、敵達はリューンに狙いを定めて攻撃したが
「はい敵さんは邪魔ッ!永遠に寝てろですのッ!!」
リューンは器用に飛び回りながら攻撃を全て回避して、指先で魔法陣を展開し
「涼風に吹かれるがまま、心より来る慈愛を形と為して、我を客体と成させめる者達に永劫の別れを告げん。絶命の意を内包する幸福を甘受せよ。さようなら!」
魔法陣から清く、穏やかであり、優しげである光の抱擁を敵達に放った!光の抱擁は敵達の傷を癒しているかのように思われたが、過ぎたる癒しは、逃れられぬ害悪となり、光の抱擁に包まれた敵達は”癒され過ぎた”事によって微笑みを浮かべながら絶命して地面に倒れた!
「さてさてっ、今回の戦闘が終わったら久しぶりに3人にそれぞれ一人ずつ順番にこんこんと説教してやるですの――ッ!特にアルは説教する事がたっっくさんあるですの―――!3人共戦闘が終わったら覚悟しやがれぇぇですの――――ッ!!」
そして多くの敵を滅したリューンは嬉しそうな表情で叫びながら仲間の魔術師達の詠唱時間を稼ぐ為に最前線で戦う3人の後を追って行き
「何やら、後ろの方から凄く聞き覚えのある声が聞こえてくるのですが……?」
「全く、どれだけ時が経とうとも、戦場で大声を出す悪い癖は治っていないのだな……………とにかく、今は戦闘に集中しろ!」
「ちっ。相変わらず暑苦しい奴ね。」
一方リューンの叫び声を聞いたアルは苦笑し、呆れた表情をしていたベルはアルに叱咤し、ナフカは舌打ちをして表情を歪めながら戦っていた。
かつてヴァイスと共に戦った心強き仲間達と遥か昔ルーンエルフ族とドワーフ族によって創られた古の魔導兵器、”魔導功殻”………一人一人一騎当千をも超える強さを持つ者達の活躍により、味方の数の不利さをものともしなく、それぞれ惜しみなくその力を振るって敵の死体を次々と増やして行った……………!
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