第90話(3章終了)
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遺跡方面へ抜けたみたいだけど……」
「”月の僧院”……」
「その……遺跡に逃げ込んだのではなくて?」
「いえ、遺跡前の封鎖を突破した形跡はなかったそうよ。一体どこに……」
「……あの辺りは切り立った崖ばかりですし……他に撤退できる場所なんてどこにもないはずなのに……」
「私やルファディエルさん達のように空を飛べれば話は別でしょうけど……」
考え込みながら言ったミレイユに続くようにノエルやティオも考え込み
「フム、あのシャーリィって子に常識は通用しなさそうだけど……」
ワジは目を閉じて言った。
「―――おかしいとは思ったんだ。国際犯罪者になっちまったんだから、略奪をしてもおかしくない事もそうだが………マインツ方面にいた連中だが……どう考えても数が少なすぎる。」
するとその時ランディは真剣な表情で言い
「なに……?」
ランディの言葉を聞いたロイドは驚きの表情でランディを見つめた。
「クロスベルに来ていたのは100人前後の大所帯……そこに各地にいる連中が加われば1000人ぐらいには膨れ上がるはずだ………だが、マインツ方面にいたのはせいぜい60人くらいだ。警備隊の連中が殺った人数を合わせても90人くらい……………何よりもシグムント・オルランド――――シャーリィ以上のあの化物はどこに行きやがったんだ……?」
「あ……」
「そ、それって……」
ランディの疑問を聞いたロイドとミレイユは厳しい表情をした。
「あ……―――皆さん、あれを!」
するとその時何かに気付いたティオは振り向いて叫び
「あ、あれは……」
「ま、まさか……」
ティオの叫びを聞いた後ティオが見つめる方向を見つめ、信じ難い光景を見たエリィとノエルは厳しい表情をし
「クロスベル市が――――燃えているのか!?」
信じ難い光景――――炎に包まれているクロスベル市を見たロイドは厳しい表情で叫んだ……………!
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