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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
最終話 『卒業式』X
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次第に光が収まっていくと、二機の姿が現れた。すれ違ったかのような位置に二機はおり、お互い攻撃をした体勢でいた。

「…………やっぱり、そんな定番なことは起きないものだね」

フリーダムガンダムセレナFWは攻撃の体勢からまっすぐ胸はり、トウイはそう言った。

フリーダムガンダムセレナFWは、腰から上の左半分が無くなっており、ブレイドトンファーの刃も砕け散っていく。そしてぎこちない動きで後ろを振り返り、ガンダムトライエクシアUを見る。

ガンダムトライエクシアUの手にはフィーディスクリーザーは無く、地面に膝をついていた。
フリーダムガンダムセレナFW程ではないが、少しでも衝撃を加えれば砕けそうなほど、機体がボロボロになっていた。

「あと一発入れれば僕の勝ちだけど…………」

すると、フリーダムガンダムセレナFWから光が失っていき、地面へと倒れる。

「僕の負け…………かな」

「…………ああ。そして、俺の勝ちだ」

なんとかガンダムトライエクシアUを動かし、地面へと立たせる。そして右腕を頭上に掲げると同時に、バトル終了のアナウンスが鳴ったのであった。

『BATTLE ENDED』





ーーー−−





「あー、負けた〜」

「だったらもっと悔しがれよ」

「鈍感ツンデレリア充メガネ君に負けた〜」

「…………殺すぞ? 」

てかお前もリア充だろうがバーロー。

「アハハハハ、気にしない気にしない」

「まあいい。それはさておき殺すか」

「殺意がこれっぽっちも収まってない!? 」

「はいはい。二人共そのへんにしときなさい」

トウイに襲いかかろうとするが、途中でシノが仲介に入り、俺はやむなく止めるしかなかった。
くそっ、覚えてろよこのゴミめ。

「はっはっー!負けてやんのクソ兄貴! 」

「大丈夫。お前には絶っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ対に負けないから」

「どんだけ間を開けて言うんだよ!?なめてんのか!? 」

「僕が舐めるのは飴だけだよ」

「そういう意味じゃねーよ! 」

「はいはい。クオンもそのへんにしときなよ」

「そーだって。お前じゃ絶対トウイ先輩には勝てねーんだからよ」

「なんだと!? 」

こっちはリンヤとジュンイチが仲介に入るも、今度はジュンイチと言い合いを始め、リンヤは溜め息を吐きながら止めに行く。

「とりあえず、今のバトルは映像に撮ってたから、グループに送るわよ? 」

「おう、頼んだ」

「えー?僕負けてるから嫌だなー」

「モチヅキに慰めて貰ってろよ」

「男としてそれはどうかと思うんだけど………」

「大丈夫だ。お前はそこまで男じゃない」
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