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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
最終話 『卒業式』X
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「ちゃんとした男ですけど!? 」
「知らん」
「酷いっ!? 」
「トウイ、もう送ったからね」
「仕事が早いよシノさん! 」
「あら?もう返信が来てる」
シノがスマホをこちらに見せてくると、次のようなやり取りがされていた。
『皆ー!動画を見る前に、どっちが勝つか予想しないかな?僕はヒロヤに賭けるよー! 』
『いいだろう!俺はサオトメ ヒロヤに賭けるぞ! 』
『俺は素人臭いサオトメが負けると予想し、ハルカゼ』
『俺はトウイで』
『……トウイ君で』
『そうだな…………ハルカゼとしとこう』
『私はサオトメ君に賭けよう』
『じゃあヨシナとは逆のハルカゼにしとくぜ!ヨシナ、外した方は昼飯奢りな! 』
『オイラはハルカゼにしとくッス! 』
『じゃあ俺もだ』
『わたくしも』
『僕はサオトメかな? 』
『では私もだ』
『んじゃ俺もー』
『私もサオトメはんにしとくわー』
『私もサオトメ君にしますねー』
「…………皆、なに俺達で遊んでだよ」
てかちゃっかり昼飯賭けてんなよ。
「別にいいんじゃないかしら?それにしても、結構人数が均衡してるわね」
「ヒロヤ君が八、僕が七か。ちなみに、君達はどっちが勝つと予想してたの? 」
「ヒロヤ先輩に決まってんだろーが」
「失礼ですけど、僕もです」
「え?トウイ先輩って予想してたのは俺だけ? 」
「ありがとうジュンイチ君、普通に嬉しいよ」
「ねえ、私には聞かないのかしら? 」
「え?だってなんて答えるか分かってるから、聞くまでもないからかな? 」
「それでも聞きなさいよ。仲間外れされてるみたいじゃない」
「じゃあシノ。お前はどっちだと予想してたんだ? 」
「もちろんヒロヤよ」
「「うん、知ってる」」
「「言うと思いました」」
トウイ、リンヤ、クオン、ジュンイチが声を合わせて即答する。まあ、俺もなんとなく分かってたけど。
「いいじゃない。モチヅキさんだってトウイって予想してるんだし」
「…………今日は空が青いな〜」
「お前が見上げてんのは天井だバーロー」
「…………今日は───」
「言わせないからな? 」
「………君と違ってのろけるのは苦手なんだよい」
「俺がいつのろけたって? 」
「例えばバトルが始まる直前」
「………知らん」
「逃げたっ! 」
「うるさい黙れ死ね」
「アハハハハ」
ピロン
「ん?メッセージだ。誰からだろう」
トウイがスマホを取り出して内容を確認すると、急にガッツポーズを取った。
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