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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
最終話 『卒業式』V
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『くそがっ!! 』
フレユールガンダムは中破状態でありながらも体勢を立て直し、上空へと打ち上げられたにも関わらず更に上空へと飛んでいった。
「最大出力で放つ気か………ならこっちもっ!!ゼロ・アインスっ!!パワーゲートっ!!! 」
ゼロ・アインスを上空へと展開し、プラフスキーパワーゲートを発生させる。
遥か上空にはフレユールガンダムが構え出したのか、ここからでも分かるぐらいに膨大な粒子の渦が溢れているのが分かった。
「レゾナンス………メロディアムっ!!! 」
『マレディクスィオンっ!!! 』
フィーディスクリーザーとフォルトゥナディクスに虹色の粒子を纏わせ、プラフスキーパワーゲートを潜る。エルグライアガンダム自身に虹色の粒子が纏い、そのままビームの暴風へと突っ込んでいった。
「ぐっ!流石にこの状態でもキツいのか…! 」
『奇跡は二度は無い!今度こそ……灰塵と化せっ!!! 』
リトリビュからは断続的にマレディクスィオンが放たれており、徐々に押し返されていっている。
「フィールド場の粒子も取り込んでいるとはいえ、たった一機のMSが出せる質量じゃない………改めて凄いな……! 」
フィーディスクリーザーとフォルトゥナディクスに力を込めていき、ほんの少しずつだがこちらが押し返している。
「けど、負ける気は……しねぇっ! 」
『────っほざけ!大人しく朽ちるがいいっ!! 』
「なぜなら………俺一人で戦っている訳じゃないんだからっ!!!! 」
すると、突如フレユールガンダムの右腕に大きな火花が散り始めた。
『なっ!?これはいったい………マレディクスィオンの出力に耐えきれない筈がないっ!ならいったい……………まさかっ!? 』
『なにっ!? 』
フレユールガンダムはなんとか回避行動をするもかわしきれず、右腕の間接部に切り傷を付けた。
「傷一つ……付けたぜ」
『!………このガキがぁぁぁぁぁっ!! 』
『あの時の傷かっ!!くっ!? 』
フレユールガンダムの右腕は爆散し、マレディクスィオンの放出もそこで終わってしまった。
「おおおおぉぉぉぉぉっ!!! 」
『!? 』
マレディクスィオンを斬り裂き、ボロボロの状態のエルグライアガンダムがフレユールガンダムに向かって突進してきた。
「一人で出来ることなんて限られている!だからこそ、仲間と一緒に戦うんだっ!守って、守られるんだっ!それが仲間なのだからっ!! 」
フィーディスクリーザーとフォルトゥナディクスはフレユールガンダムの胴体を貫き、そのまま地面へと向かって落下していった。
ーーー――
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