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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
最終話 『卒業式』V
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『白い光のな〜かで〜♪ 』
『やまなりは燃えて〜♪ 』
ただいま、ステージの前へと卒業生全員が並び、在校生と先生達も立って合唱曲を歌っている。
最初は在校生と先生が歌うため、俺達卒業生はそれを聞き入る。
「…………あっという間だったな」
そう呟くも、合唱の声によりかき消される。そう。かき消された筈なのに、3、4人分隣にいるトウイが、やれやれと言わんばかりの顔をしていた。
「まあいい。あとでぶん殴ればいいか」
「なんでさ!?(小声) 」
ーーー――
『卒業生退場。拍手でお送りしましょう』
〜〜〜〜〜♪
音楽が流れ、次々と体育館から卒業生が退場していく。ここで定番なのが、女子のほとんどが号泣している。もちろん、シノもだ。
「泣くなよシノ」
「な、泣い゛てな゛いわ゛よ」
入場の時もそうだが、偶然にも隣はシノ。涙を吹きながら歩いている。
「ふぅ…………まあ、今はいいか。泣きたいときは泣いた方がいい」
「…………う゛ん」
ーーー――
「俺は、お前らみたいな生徒を持てて誇りに思うっ!これからそれぞれの道を歩むことになるが、それでも!それでもここで過ごした日々を忘れないでくれっ! 」
「我妻…………」
「我妻先生…………」
「先生…………」
「最後に、お前らっ!卒業おめでとうっ!!! 」
「「「「先生ーーーー!!! 」」」」
クラスの連中は席から立ち上がり、我妻先生の所へと向かっていった。
…………まあ安泰なクラスだな。
「けど、楽しかったじゃない。ここで過ごした三年間は」
「…………まあうん。そうかもしれないな」
「素直に楽しかったって言えばいいのn……グフウァッ! 」
「ふんっ! 」
「い、一発で終わらないんですかーー! 」
鳩尾に拳を入れ、その後壁へと吹き飛ばすかのようにもう一発叩き込む。
「たくっ。お前は相変わらずだな」
「き、君も、ね…………ガクッ」
あっ、逝ったか?
「その言葉っ!切らせてもらうっ! 」
最後の最後にやめい。
「ほら二人共。クラスの皆も教室からいなくなり始めたし、私達も行きましょう」
「ん?ああ分かった」
「了解〜」
ーーー――
「ヒロヤさん、トウイさん、姉さん、卒業おめでとうございます」
「「おめでとうございますっ! 」」
部室の中に入ると、リンヤ、クオン、ジュンイチがクラッカーを鳴らして言ってきた。
「ありがとうな皆」
「まったく…………ここで言うなら、卒業式が始まる前に言わなくてもよかっ
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