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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
完全完結 ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜
最終話 『卒業式』T
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「三月!それは冬と春の変わり目でもある時期っ!ヒロヤ君よ、僕の名前を答えてみなさいっ! 」

「………ハルカゼ トウイ」

「そう!春と冬の文字が入った、僕の時期だっ! 」

「なあ。なんでお前そんなにテンション高いんだよ? 」

「ええ…………少し引くわよ? 」

「………………寂しいんだよいっ!だってさ………僕達卒業するんだよ? 」

「……そうだな」

「……そうね」

三月…………つまりは別れの時期でもある。俺達はそれぞれの道を歩むために、この天之川学園を卒業する。

「長いようで短かったわね…………」

「ああ…………」

「僕達の出会いは、確か路地裏にシノさんが連れ込まれた時だったね」

「どんだけ遡ってんだよ」

「と言うか、私達もあまり覚えてないわよそれ」

「じゃあ以下省略して、全国大会で優勝した時…………」

「省略し過ぎだバーロー」

「だって纏めきれる自信ないんだもん」

「これって総集編か何かかしら? 」

「知らん」

卒業式が始まる前に、教室で集まってHRをする。卒業式の手順のおさらいを我妻先生が言っている間、俺は入学当初の出来事を振り替える。





ーーー――





「でっ、どうするの? 」

「どうするって、何がだよ? 」

「ガンプラバトル部。入るのかどうか」

ああそれね。入るかどうか。

「大丈夫。書いといて、出しといたわよ」

ちょっと待たんかーい!!

「何勝手に決めてんだよ!俺に選択権はないのか!? 」

「だってやるでしょ?楽しそうにやってたんだし」

えっ?そうなんすか?

「そうだよヒロヤ君。自覚なかったの?まったくこれだから…」

「ねえヒロヤ。一緒にガンプラバトル部に入りましょう」

「……ハァ…わかったよ。よろしくな。トウイ、シノ」

「こちらこそ、よろしくね」

これが、俺の学園生活の幕開けであった。





ーーー――





「今思えば、半ば強制的に入部させられたよな………」

苦笑しながら呟く。けど、それからいろいろな人達との出会いがあったんだよな。

HRを終え、廊下に出て列に並ぶ。





ーーー――





夢弓学園との練習試合の時、あのバトルの時にヨシナが乱入してきたんだっけな。

「やぁスマナイね。いきなりバトルに乱入してしまって。なにやら面白いバトルをみかけたのでね」

「それだけでバトルに乱入してきたってのかよ………。なんなんだよあんたは? 」

「ああ、名を名乗ってなかったな。私はヨシナ リンドウ。そしてこのガンプラは聖騎士ガンダムだ」


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