暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第56話「消えぬ違和感」
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
にもいろいろあったのも大きいけどさ。)」

  友人が言った通り、僕は6年生になった。
  あれから、僕らはそんな大きな事件に巡り合う事もなく平和だった。

  クリスマスでは翠屋でささやかなパーティーをし、両親もその時に一度帰ってきた。
  クロノとか色んな人もいたから、ささやかどころか豪華だったけど。
  ついでに僕の家の両親の部屋に転送装置が設置された。
  会える時はすぐ会えるようにっていう管理局の配慮らしい。

  正月も普通に神社に初詣に行ったり、ごく普通の正月を過ごした。
  桃子さんが椿と葵の着物を持ってきた時は驚いたけど...。
  あ、二人とも凄く似合ってたよ。

  そして三月。一つ上のアリシアが卒業する月も、特に問題はなかった。
  ...いやまぁ...アリシアが学校でフェイト達と会えないってごねてたが...。

  そんなこんなあって、今は新学期。アリシアも中学で上手くやっているらしい。
  既に容姿と性格から結構人気が出ているらしい。
  ちなみに、アリシアの通う中学は私立聖祥大附属中学校。去年まで女子限定だったが、今年からは男子も通えるようになったとか。

「(最近、夢見が悪いのもあるのか?)」

  疲れの心当たりはもう一つある。
  最近...いや、クリムの件以来から変な夢を見るようになっている。
  毎回内容は忘れているが、最近になって頻度も高まっている。
  おそらく、それも要因の一つなのだろう。

「...ホントに大丈夫か?」

「大丈夫大丈夫。今日は金曜日なんだし、ゆっくり休むさ。」

  明日は朝の特訓を終わらせたら昼まで休むか。











   ―――...これは夢だ。

「...志導君、また宿題貸しちゃったの?」

  見覚えのある教室で、誰かが話しかけてくる。
  夢の中の僕の視点では、その人物の顔が見えるはずなのに、なぜか見えない。
  声色も、しっかりと言葉が聞こえるのにも関わらず、判別できない。

「志導君!」

  場面が変わる。...これは...緋雪達が誘拐された時?
  間違いない。誘拐犯達を緋雪が蹂躙しているからね。
  そして、また同じ人物に呼びかけられた。
  おかしい。ここは()()()()()()()()のに。

「(...記憶の改竄?いや、でも...。)」

  よくわからない。思考がまとまらない。
  まるで、()()()()()()()()()()()かのように。
  そうこうしている内に、また場面が変わる。

「汝らの御心を護り
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ