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第二部 WONDERING DESTINY
CHAPTER#3
DETERMINATIONU 〜真意〜
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た両腕を組み、
瞳を閉じて不敵な笑みを浮かべる。
「テメェッッ!!」  
 刹那に崩れた体勢を整え、DIOの右斜めの位置に回り込む承太郎。
 そしてすかさず己が能力(チカラ)を念じ解き放とうとした瞬間。
(!!)
 淡いライトグリーンの瞳に映る、DIOの左腕に絡みついた、 
煌めく無数の光の “(かずら)
(スタンド!!)
 この世ならざる異能の遣い手の中でも、
『スタンド使い』 にのみ感じるコトの出来る特有の感覚。 
 すぐにでも 『星 の 白 金(スター・プラチナ)』 を発動させ、
音速の乱撃(ラッシュ)を一斉総射しようとする自分を何とか諫め
承太郎はDIOから距離を取った。
「ほう? 気がついたか? この “葛” が 『スタンド』 だと。
ククク、なかなか慧眼だな」
 王者の余裕を崩さず、DIOはそう告げる。
「私がいま操っているスタンドの名は 『エターナル・クリスタル』
本来は我が肉体 “ジョナサン・ジョースター” の 『スタンド』 として
発現する筈だった力だ」
 嘲笑うように、そして陶酔するように、DIOは言葉を続ける。
「能力は、この世界のスベテを見透すコトの出来る “多重遠隔透視能力”
己の望む場所を自在に映し出すコトも、
またこうしてこちら側の 「映像」 を送り込むコトも可能だ。
おまえ達の動向は、この能力を透して常に私に筒抜けだった。
故に、今こうしておまえ達の前に姿を現しているというワケだ」
「貴様……!」
 DIOの言葉に、ジョセフは咬歯を軋らせる。
 スタンドは、『スタンド使い』 にとって、己が分身も同然。
 一心同体、否、運命共有体と呼んでも差し支えのない存在。
 ソレが、DIOの手に握られているというコトは。
 己が祖父、 “ジョナサン・ジョースター” は、
肉体のみならずその精神までも、DIOに蹂躙されているに等しい。
 その、余りにも残酷な事実。
 天は、運命は、一体どこまでジョナサンの存在を弄べば気がすむのか?
 父を失い、友を失い、愛する者とも永遠に引き裂かれ、
己が生命までもこの世界の為に犠牲にしても、
ソレでもまだ足りぬと云って尚も執拗にジョナサンを苦しめようというのか。 
 写真の中だけでしか知らない自分の祖父、
しかしその存在が、最も忌むべき男に嬲り物にされるコトに対し、
ジョセフは全身の血が煮え滾る程の怒りを感じた。
 そこ、に。
盟友(とも)よ」
(!?)
 振り向いた先。
 花京院の手に携えられ、己の傍らで佇む異界の友人。
 その形容(カタチ)は単なるペンダントに過ぎないが、
でも確かに、己を労る様に見つめる視線をジョセフは感じた。
「今は、何も考えるな。(ぬし)は主のコトだけを考えればそ
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