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第二部 WONDERING DESTINY
CHAPTER#3
DETERMINATIONU 〜真意〜
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 ソレはこれから初まる果てしない壮絶な戦いの許明らかになるであろうと、
言葉を交わさなくとも両者はヒシヒシとその存在の裡に感じていた。
「さて、名残惜しいがそろそろ失礼するとしよう」
 最後までその不敵な笑みを崩さなかったDIOが、
承太郎を見据え王者の格を魅せつける様にそう告げる。
「空条 承太郎。
次に逢う時は、今よりも遥かに強力な 『スタンド使い』 として
成長しているコトを期待するぞ。
我が史上最強のスタンド、 『世 界(ザ・ワールド)』 で
貴様のスベテを撃ち滅ぼしたくなる程にな。
クククククククククククク……」
(!!)
 慈しむように、嘲るように。
 相反した感情を同時に口唇へ浮かべ、自分に微笑むDIO。
 ソレが 『スタンド使い』 と “紅世の徒”
果て無き死闘の開戦の烽火(のろし)だと
言葉に出さずとも承太郎は確かに感じていた。
「そうでなければ貴様の母親は死ぬ。
このDIOを斃さぬ限り、絶対にその 『運命(さだめ)』 からは逃れられぬッ!
死に物狂いで成長するコトだな。
スタンドも貴様自身も!
オレは “いつでもお前を視ている”
そのコトを忘れるな!」
 そう叫んだDIOが鮮鋭に、
スタンド、『エターナル・クリスタル』 の絡みついた左腕を振り翳す。
 ソレと同時に、その葛から迸るウォーター・ブルーの光が輝度を増し、
DIOの姿を徐々に覆い尽くしていく。
「我が名は 『エンヤ』 」
「私の名は “ヘカテー” 」
 その光の洪水の向こう側から、青のシルエットと化した二つの声も届く。
「運良く生き延びていれば、何れ合い間見える事もあるだろう」
「天命がアナタ方を導くのなら、いずれ逢い間見えるコトもあるかもしれません」
 やがて。
 無限に湧き出す光の奔流が完全にDIO達の姿を覆い尽くし、
そして瞬時に凝縮し始める。
 消え去るスタンドパワーと共に、最後に自分に向けられた言葉。
「さらばだ空条 承太郎!!
オレは此処にいるッッ!!
このDIOを斃したいなら地の果て迄も追って来い!!
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!
フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!
クァァァァァァァァハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!」
 この世の何よりもドス黒く邪悪な叫声と共に、
光の中へと消えていった男。
 眼前にはその余韻すらも遺らず、ただ自分の姿が液晶に映るのみ。
 承太郎は静かにその瞳を閉じ。
 祈るように新たな決意を、己が存在の裡に刻み付けた。 



 エジプトか……!
 上等だ。
 テメーをブッ倒す為なら、どこへだって行ってやる。
 例えこの世の果てだろうと、地獄
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