その子誰?
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」
「「レオン!!」」
やっぱりそうだったのか!!細かく並びを変えてるから何かおかしいとは感じていたんだ。それは予想通りだったようで、レオンによってシャルルたちよりも小さいと判断された俺やウェンディは激昂していた。
「あら、あんたたちより大きくなっちゃったのね」
「お姉ちゃんって読んでいいよ〜!!プププッ」
勝ち誇ったような笑みで見下したように俺らを見ているシャルルと、口に手を当て、バカにしたような笑いを発するセシリーを見て、ウェンディは泣きそうになり、俺は腸が煮えくり返りそうになっていた。
「セシリー!!シャルル!!もっとちっちゃくなってよ!!」
「そうだよ!!二人とも私たちより小さくなってよ!!」
「絶対にイヤよ」
「二人が大きくなれば〜?」ニヤニヤ
彼女たちの頭を押して縮めてみようと試みるが、数p身長が違うだけでうまく攻撃ができない。エクシードたちは、自分たちよりも小さくなった俺たちを嘲笑うかのように身長の大きさを比べてくる。
「いいじゃん二人とも、小さいと可愛いよ」
「うんうん!!二人は小さくてもいいよ!!」
「シェリア、ラウル、それフォローになってない」
フォローのつもりなのだろうか、小さいを強調してくるシェリアとラウルに、事の元凶がそんなことを言っていて、余計腹が立ってきた。
「牛乳だ!!今から身長伸ばす!!」
「みんなより絶対大きくなって見せるもん!!」
「あらあら、頑張ってね」
「無理だと思うけどな〜」
「「うるさい!!」」
その後、俺とウェンディは冷蔵庫にある牛乳をすべて飲み干すまでリビングから離れることはなかった。だけど、飲み干した後にレオンとシェリアに「それ、あまり意味ないよ?」と言われ、ガッカリと床に手をつき、ショックを受けたまま明日に備えて眠りについたのであった。
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