第86話
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リザベッタの行動にノエルは呆け、ティオはジト目で言い、ワジは口元に笑みを浮かべてロイドを見つめ
「……………今は考えても仕方ない。チキさんから連絡があるまでランディの情報を集めよう。」
見つめられたロイドは考え込んだ後静かな口調で提案した後旧市街に向かい、旧市街に向かう途中、ロイド達はオルキスタワーの様子を確かめる為にオルキスタワー周辺に向かい、そこに装甲車両の側にいるミレイユを見つけて近づいた。
〜オルキスタワー周辺〜
「ミレイユ三尉……街に来てたんですね。」
「山道の警戒についたと聞きましたが……」
「ええ、ついさっきね。山道の方はルイーネ一佐達が警戒しているから大丈夫だしね。まだこちらで会議を続けている司令と副司令をお待ちしているの。」
ロイドとティオの言葉にミレイユは真剣な表情で答え
「課長や局長達も昨夜から参加していた会議ね……」
「ギュランドロス司令達が残っているということは……やっぱり対策も難航しているんでしょう。でもギュランドロス司令……というより今のベルガード門の警備隊員なら赤い星座を殲滅できるような気がするのですが…………」
エリィは真剣な表情で呟き、ティオは尋ねた。
「…………司令はトンネルに仕掛けられていると思われる導力地雷を駆除後、慎重かつ電撃的な強襲で一気に赤い星座を殲滅、マインツを解放する事を提案しているんだけど……副司令や市長達が反対らしくてね……中々決まらないようね。……それよりあなたたち。今朝、その課長さんから問い合わせがあった件だけど……ランディが行方をくらませたんですって?」
「……はい。おそらく……マインツ山道に向かっている状況だと思われます。」
「……そう………………………」
ロイドの話を聞いたミレイユは心配をそうな表情で黙り込んだ。
「……大丈夫かい?」
「……ええ、私は平気よ。それよりも……ランディが姿を消したのは、あいつの過去が関係している……そうなんでしょう?」
「そ、それは……」
「……くやしいけど、私はランディの過去はエルンストからあいつが元”赤い星座”の団長の息子で猟兵だった事くらいしか知らされてなく、詳しい事情は知らないわ。今まで実戦訓練でライフルを使えなかった理由も私にはわからない。だけど……今回のこれが、皆に多大な心配をかける本当に馬鹿な行為なのはわかる。」
「ミレイユ三尉……」
「……確かに、バカを超えた大馬鹿です。」
「……警備隊も甚大な被害を受けたわ。多分司令の事だから、強引にでも意見を押し通させて、本格的な殲滅並びに救援部隊を編制することになると思う。私達はそれまで動く事はできないし……ランディ一人のために出動を早めるわけにもいか
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