第86話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ら今朝にかけて、ランディはここを訪ねてきませんでしたか?」
エリザベッタの言葉を聞いたロイドは真剣な表情でエリザベッタに尋ね
「…………………いつ……とはランディ様に決して誰にも教えないで欲しいと頼まれている為………申せませんが………ランディ様が……ご来店なさったことは事実です……………」
「その……少し事情があってランディの行方を追っているんです。何とか何時ごろこちらにいらっしゃったのか教えていただけませんか?」
エリザベッタの答えを聞いたエリィは真剣な表情で尋ねたが
「………………………」
エリザベッタは黙り込み
「どうやらダメみたいですね。」
「”どんな客”でも明かして欲しくない事は守るみたいだねぇ?」
エリザベッタの様子を見たティオは溜息を吐き、ワジは口元に笑みを浮かべて言った。
「――――わかりました。本来でしたらチキさんにも昨日の通報の件なども含めて色々と尋ねたい事があるのですが……今のそちらの状況を考えると会わせていただけないのでしょう?」
「…………………………」
ロイドに尋ねられたエリザベッタは何も答えず黙り込み
「何も答えない……という事は当たりなんでしょうね……」
エリザベッタの様子を見たノエルは複雑そうな表情で言った。
「……でしたらせめてランディがここで一体何を買ったのかや、滞在時間を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」
「…………………火薬式の弾丸や……さまざまな魔術効果が籠められた弾丸…………さらにさまざまな魔術効果が籠められた特殊な炸裂弾を……在庫にある分……全て購入して……いかれました………滞在時間は……およそ……20分ほどです……………」
「え……肝心の重火器は購入していかなかったんですか?」
エリザベッタの説明を聞いたノエルは不思議そうな表情をして尋ね
「はい……………それと……ロイド様………後でチキ様からご連絡があると思いますので……………できれば……チキ様のご連絡に応じてくださいませんか…………?支援課の方々も一緒で構いませんので……………」
尋ねられたエリザベッタは頷いた後ロイドに視線を向けて尋ね
「………………今は優先すべきことがあるため、難しいですが………ランディの事で何か知っているのでしたら。」
尋ねられたロイドは真剣な表情で答えた。
「………それでしたら………大丈夫……かと……」
「え………」
そしてエリザベッタの答えを聞いたエリィが呆けたその時、エリザベッタは店の中に入って扉を閉め、さらに鍵も閉めた。
「あ………」
「あの言い方は絶対知っている言い方でしたね。」
「やれやれ……彼の行方と交換に一体何を僕達に聞きたいんだろうねぇ?」
エ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ