第40話 海竜の王と海の戦姫、夜叉の姫達と対峙する
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ドを全て粉砕した
「なっ!?」
「惜しいの…力不足じゃい!!」
「ぐ…っ!」
バインドから開放された闘兵衛はユーノに狙いを定め、拳という名の大砲を発射した。ユーノは即座にシールドを張って防御するが、闘兵衛の豪腕に耐えられず、薄いガラスの様にアッサリと破壊され、アルフと一緒に数メートル先に吹き飛ばされた
「「うわぁぁぁっ!!!」」
「アルフ!!ユーノ!!」
「なんて奴だ…!」
「ふむ…少し強過ぎたか……」
闘兵衛は殴り飛ばした拳を確認するように何度も開いては閉じてを繰り返し、改めてユーノとアルフに狙いを定め、歩み寄った。そうはさせないとクロノとフェイトが駆け抜けようとするが、受けたダメージが大きく、立ち上がる事すら出来なかった
「アルフ……ユーノ……!!」
「く…そぉ……っ!」
ユーノとアルフの元まで来た闘兵衛はトドメを刺すために拳を構え、力強く振り下ろした
「これで終わりにさせてもらおうか……!!」
「やめろおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!」
フェイトの叫びが夜の街に轟き、ユーノたちの命がによって奪われようとしたその瞬間……
「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「「っ!!」」
「何っ!?」
「うおおおおおおおおりゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
「ちぃっ!!」
突然の咆哮に管理局側だけではなく、ラスト・トレイター側も乱入者の介入に一瞬体が硬直する中、乱入者はその隙を逃がさず片刃の巨大な剣を闘兵衛目掛けて振り下ろすが、彼は直前に危機を察知しながら横に跳ぶが右肩に僅かな赤い線を走らせた
「「闘兵衛っ!!」」
リオンと狂四朗は傷付いた闘兵衛を見ながら悲鳴に近い声を上げ、仲間を傷つけた剣の主を改めて睨むと狂四朗は怒りと疑問の視線を、リオンは有り得ないものを見ている様な視線を注いでいた
「誰だテメェっ!!」
「アイツ…まさか……!?」
その男は明るいオレンジ色の髪、右頬に薄い一本線の傷跡。普通の少年には不相応の……王者の如き貫禄が滲み出ている鋭い視線の持ち主の少年をリオンは知っていた。
その少年はかつて自分が所属する組織と敵対しているある部隊の幹部であると同時にあの“決戦”で戦った敵だとすぐに思い出した。
当時の敵のボスは戦死したため、部隊として維持出来ず、幹部と兵士は徐々に離れていき、事実上の解散になったと誰もが思っていた。
だが彼女は知っていた。それはただの偽情報で、実際は彼女のボスが再び自分たちに牙を剥くように生き残った敵の幹部達に手を出すなと命令し、そのまま放置して
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