remember memory
ep.0001 remember memory 池野&箱部 後編
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う。
「今まで、ありがとうございました。」
「あぁ、今度は来世で君に会いたいよ......。」
池野は引き金を引く。
乾いた音が辺りに響く。
「全部.......終わったよ....箱部さん..今から帰るから。」
燃え盛るアジトを背に池野は箱部の待つ自分の居場所に帰って行った。
それからアナコンダの襲撃は起こらなくなった。
ーある日のこと
箱部は池野に唐突な質問を投げかけてきた。
「あなたの苗字は何がいいですか?」
箱部はスケッチブックのような紙にびっしり書かれた苗字と名前を見た。
どうやら名前は彼女のなかで決まっているらしい。
「操作(そうさく)、自分の運命を操り作りだすという意味を込めました。」
「なら、苗字は"池野(いけの)"にしてくれないかな?」
箱部は?な状態だったが、池野の理由を聞くとすぐに納得してくれた。
『僕にとって、大切な2人から授かった名前.......。』
それから2人がstudentに入るのはさらに2、3年後のことだった。
ー現在
気が付くと池野も寝てしまっていることと、それを影縫が悪そうな目で見ていたことに気が付いた。
「さすが、できてるとこは違うよなー。」
「.........。」
「おっとこれは水挿しちまったか.....退散退散っと。」
影縫は去っていった。
それからしてすぐに箱部が目を覚ました。
「ん......操作....様......あいたっ!!」
池野は箱部にチョップをかます。
「ここでは"池野くん"でしょ。」
「あ、ごめんなさい...つい。」
池野は箱部の頭を優しく撫でてあげた。
『今でも忘れてないよ。君は僕が命を掛けて守りたいものなんだ。だから絶対に守り抜いて見せるからね。』
remember memory 池野&箱部編 END
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