第9話:ドラゴン対決!勝vsモルトっ!(前編)
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》だった為、その《ジャジャーン・カイザー》をバトルゾーンに出した。
「っ、ターンエンド!」
それを聞いたモルトは驚き、ターンを終える。
(《ジャジャーン・カイザー》!?何で、そんなカードを入れてるんだ!?)
シールドから現れた《ジャジャーン・カイザー》を見てモルトはフッと疑問に思った。
何故なら《ジャジャーン・カイザー》はバトルゾーンに出た時、相手のコスト6以下の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊できるパワー4000のレッド・コマンド・ドラゴン/ハンターだが、見ての通り相手のバトルゾーンに「ブロッカー」がいなければ、ただの準バニラクリーチャーだ。
今の環境、《ジャジャーン・カイザー》より優秀なS・トリガードラゴンは一杯いる。
その中で同じ火のS・トリガーで汎用性の高いドラゴンは3つ存在する。
1つ目は相手の「ブロッカー」を全て破壊する《メガ・ブレード・ドラゴン》。
2つ目は相手のクリーチャーを1体選んで強制バトルさせる《熱血龍 バトクロス・バトル》。
3つ目は相手のコスト5以下の進化ではないカードを1枚選んで破壊できる《熱血龍 メッタギルス》。
但し、これらにも幾つかデメリットがあり、《メガ・ブレード・ドラゴン》は相手の「ブロッカー」を破壊する以外は《ジャジャーン・カイザー》と同じ準バニラであり、《熱血龍 バトクロス・バトル》は相手のターンにS・トリガーで出た場合、ターンの終わりに山札の一番下に行き、《熱血龍 メッタギルス》はマナゾーンに火のカードが5枚以上ないと「S・トリガー」を持たない点、等が挙げられる。
この中で主にデッキに採用されるのが《熱血龍 バトクロス・バトル》であり、《メガ・ブレード・ドラゴン》は相手があまり「ブロッカー」を採用しないデッキならば1枚あれば、どうにかできる、《熱血龍 メッタギルス》はドラゴンと火のカードを多く採用するデッキには入れられる。
にも関わらず、勝のデッキには《ジャジャーン・カイザー》が入れられている。
どう言うことなのか、モルトはてんでわからないでいた。
「僕のターン!ドロー!」
そんな事を知らず、勝は山札からカードを1枚引いた。
「っ!?」
引いたカードを見て勝は一瞬眉を潜め、手札から1枚、マナに貯めた。
これで、勝のマナゾーンは4枚。《コッコ・ルピア》の能力でコストを2下げて、6マナのドラゴンが4マナでバトルゾーンに出せる。
だが、勝は迷っていた。
今の勝の手札は5枚。そして、バトルゾーンには《コッコ・ルピア》と《ジャジャーン・カイザー》の2体、マナは4枚。
はっきり言って今の勝の手札にコスト6のドラゴンは2枚存在するが、その2枚のドラゴンをどちらを出すか、勝は悩んでいた。
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