歩兵用武器解説(日本編)その2
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赤外線を捉えて誘導するため、命中まで誘導し続ける必要がない撃ち放し能力(Fire&Forget)を持つ。発射の際に射距離に応じて戦車の弱点である上面を攻撃するダイブモード(トップアタック)と低伸弾道モード(ダイレクトヒット)を使い分ける事ができ、二重の成形炸薬弾頭を搭載することで爆発反応装甲(ERA)にも対応する。
発射時の後方爆風が少ないことから掩体や車上からも発射が可能となっている。
また、普通科部隊が装備する軽装甲機動車の上面ハッチ上から発射する事も想定している。無誘導の84mm無反動砲と比べると、命中率は向上し、射程も大きく延長している。総重量も17.5kと、ジャベリンなど諸外国のミサイルはもちろん、
84mm無反動砲と比べてもかなり軽くまとめられている。一方で、榴弾や照明弾も発射できる84mm無反動砲と比べると汎用性では劣って発射筒が大きくかさばる、
調達価格が1セットあたり2600万円と高価など、一長一短がある。
「91式携帯地対空誘導弾」
種類:携帯式防空ミサイルシステム
口径:80mm
製造メーカー:東芝
全長:1430mm
ミサイル重量:9kg(本体)
システム重量:17kg(発射セット)
誘導方式:赤外線ホーミング(IRH)+可視光画像(TV)
有効射程:5000m
有効射高:4000m
91式携帯地対空誘導弾は、日本の技術研究本部と東芝が開発した国産の携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)。自衛及び基地防空用として三自衛隊に配備されている。アメリカ合衆国製の携帯地対空誘導弾の後継として、1991年(平成3年)に制式採用された携帯式防空ミサイルシステムである。
派生型としてOH-1観測ヘリコプターに搭載する空対空ミサイル型や、高機動車に8連装発射機を搭載した93式近距離地対空誘導弾が存在する。
主に陸上自衛隊の普通科・機甲科(戦車)部隊や特科部隊の自衛防空用に配備されているが、航空自衛隊や海上自衛隊でも1993年(平成5年)から基地防空用に配備されている。
通常の赤外線パッシブ誘導と可視光イメージ誘導とを併用したハイブリッド型の誘導方式となっており、後者はCCD(固体撮像素子のひとつで、ビデオカメラ、
デジタルカメラ、
光検出器などに広く使用されている半導体素子)カメラの画像認識により、人の目と同じように目標の可視光イメージを記憶してから誘導(画像認識誘導)ができる。
そのため、発射器本体には、ハンディタイプのVTRカメラに装着されているビューファインダーに似た可動式の画像表示装置が取付けられている。これにより赤外線低放出目標や目標機体正面方向からでも発射が可
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