歩兵用武器解説(日本編)その2
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翔する。
弾頭と発射チューブで構成された弾薬部と、照準眼鏡が一体化されたグリップ部に2分割されている。
発射の際には電気接点保護カバーを外してグリップ部を組み付ける。弾薬部は使い捨てで、グリップ部は回収しての再使用が前提となっている。
弾頭には成形炸薬弾を利用した対戦車榴弾のほか、爆発反応装甲に対応できる二重弾頭のタンデムHEAT(成形炸薬)弾、トーチカのような堅牢な固定目標を破壊するためのバンカーファウスト、照明弾、訓練用の縮射弾や演習弾なども用意されている。対戦車榴弾は、弾頭先端のプローブと呼ばれる信管を伸長させてから使用するが、信管を縮めたまま発射すると榴弾として使用可能。プローブには通常ゴム製の保護カバーが付属。発射は電気式。
グリップ部は、どの弾頭とも共用でき、
暗視照準具やテレビモニターを利用したリモコン式の発射架台、センサーを用いた自動発射架台などもある。Dynarangeと呼ばれるレーザー距離計と弾道計算機を組み合わせた電子式照準具がダイナマイト・ノーベル社で開発され、有効射程が延長された。
グリップ部のフレームはアルミニウム一体成型で、前後の折りたたみ式グリップ、同じく折りたたみ式の肩当部、照準器から構成される。
照準器は特徴的な形状の硬質ウレタン樹脂で保護されている。後部グリップには電気発火用の発電機が組み込まれており、引き起こすことで発射態勢が最終的に整い、強制的に安全装置が作動する。
射撃時に不発が起こった場合には、後部グリップをいったん折りたたんで引き起こし、再度撃発する。
取り外しの際には前述の行程を逆に行うが、前部グリップはストッパー機構がなく弾薬チューブから外した後に折り畳むので要注意。この際後部グリップを折り畳む事により強制的に安全装置レバーは安全位置に復帰する。照準器基部には各種アクセサリー用の20ミリレールがある。Dynarangeはこれと照準器固定部分を利用して取り付けられる。 機構上後部グリップは垂直で各種ライフルとは相似しない。
構造上、重心が前方に偏っており、弾頭発射時の重量変化による動揺などを抑えるために、地面や壁で体を支えての射撃が推奨されている。
前部グリップは少し長く設計されており、射撃の際に一脚架として利用できる。
陸上自衛隊でも配備が進められており、
IHIエアロスペース(旧日産自動車宇宙航空部門)がライセンス生産している。
標準モデルの対戦車榴弾のほか、訓練用の縮射弾、演習弾を配備しており、照準具は通常の光学式のみを装備している。
演習用に、外観と重量が本物と同一のハンドリング模擬弾セットもある。生産メーカーおよびその価格から「空飛ぶ日産マーチ」といった隊員間の通称も存在していた。
当初は後方支援部隊の自
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