機動戦艦ナデシコ
1411話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ヤマダやアカツキとの話をしてから3日後、約束の日時となって俺達はニヴルヘイムの格納庫へと集まっていた。
集まったメンバーは、ネルガルからヤマダ、メグミ、アカツキ、エリナ。シャドウミラーからは、俺、エザリア、レモン、神楽坂。そして……桜咲、近衛の2人。
本来最後の2人は木連へと向かうメンバーに入る予定ではなかったのだが、生身での戦いを有利に行う事が出来る桜咲と、いざ怪我をした時に回復魔法の使用が可能な近衛の2人もエザリアからの進言により一緒に連れて行く事になった。
勿論本人達が嫌だと言えば連れて行かなかったのだが、今回の場合は2人共が……より正確には近衛の方が非常に乗り気であり、桜咲はそんな近衛に引っ張られた形だ。
「メグミ、俺は必ずこの仕事を成功させてみせる。木連の中にもゲキガン魂を持っている者はいる筈だ。だから、それまで待ってくれるか……」
「ガイ……ええ、待ってる。私はいつまでも待ってるわ!」
いや、確かにすぐに帰ってくるって訳にはいかないけど、それでも何年もは向こうにいないと思うぞ。
恐らく一ヶ月……どんなに時間が長くても三ヶ月程度の筈だ。
そこまで気分を出すような事は必要ないと思うんだけどな。
その辺がヤマダとメグミらしいと言えばらしいけど。
何て言えばいいんだ? 劇場型恋愛? 微妙に違うような、合ってるような、そんな気がするが。
「さて、そろそろいいか? こっちの説明をしたいんだが」
ひっし! と抱きしめあっていたヤマダとメグミに声を掛けると、2人は不承不承離れる。
なんつーか、何とかしてくれこの馬鹿ップルといったところか。
俺だって人前でこんなには……こんなには……
今までのやり取りを考え、取りあえずこれ以上は思い出さない方がいいだろうと判断し、それ以上考えるのを止める。
「一応前もって連絡はしてあったと思うけど、自己紹介……前に、レモン頼む」
「ええ。まぁ、そこまで詳細に説明するようなものじゃないんだけど、貴方達が乗っていくコンテナについて説明するわね」
木連に潜入し、内部に親シャドウミラー、親ネルガル、親討伐軍といった戦力を作るのだから、当然前もって情報は渡してある。
だがそれでも、直接会うのはこれが初めてである以上初対面な訳で……そう考えれば、自己紹介をしておくのは決して間違いじゃないだろう。
いやまぁ、木連に向かうのは転移で直接じゃなくて、少し離れた場所に転移してから直接移動してなので、そう考えれば技術班が作ってくれたコンテナの中で自己紹介する暇とかは幾らでもあるんだが。
特に技術班が作ってくれたコンテナは、重力制御技術によって極端に大きなGでなければ相殺する事が出来るようになっている。
この辺、マクロス世界の技術であるGの貯金箱とでも
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ