機動戦艦ナデシコ
1411話
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呼ぶべきISCが使われている。
いやまぁ、このISCにはフォールドクォーツが必要だから、今はマクロス世界でもそう易々とは作れないんだけどな。
シャドウミラーの場合はバジュラの死体を大量に保存してあるので、その辺は問題ない。
勿論それ以外にもシャドウミラーお得意の重力制御技術によって大まかなGは大体どうにかなるようになってるんだが。
それだけに、コンテナの中でも快適に過ごす事が出来る筈だった。
その辺の説明をレモンがし、アカツキを含めて感心した様子でレモンの方へと視線を向けると、次に自己紹介に移る。
「初めまして、私は桜咲刹那と申します。ネギま世界の出身で、現在はシャドウミラーの実働班に所属しています。ですが、PTといった機体に乗っての戦闘ではなく、生身での戦闘……この大太刀を使った神鳴流という流派を使用して戦うので、今回のように生身での戦闘が多くなる事が予想される時はお力になれるかと」
桜咲がシャドウミラーに来て変わった事は、武器を隠して持たなくてもよくなったという事だろう。
以前は何かのケースに入れて誤魔化していたりしたのだが、シャドウミラーでは基本的にその辺を隠す必要はない。
勿論ホワイトスターにやって来る他の世界の人間はそう簡単に武器を持ちめはしない。
前もっての申請が必要だったりするし、継続的に持ち歩くには一定の免許のようなものが必要となる。
この点で一番苦労しているのは、ネギま世界の住人なんだよな。
そもそもネギま世界からホワイトスターにやって来る者は、魔法使いが多い。
その魔法使いの杖も当然ながら武器扱いになる訳で……
実はネギま世界には魔法を使わなくても、小太郎のように素手でもある程度以上の力を持つ者は多いので、この制度が完全に効果を発揮しているという訳ではないのだが。
ともあれ、シャドウミラーのメンバーであれば、ホワイトスターでもそういう七面倒な手間を掛ける事なく堂々と武器を持ち歩ける。
これは、地味に桜咲にとっても嬉しかったらしく、以前感謝の言葉を言われた事があった。
勿論別の世界に出向くには、当然武器を隠す必要があるのだが。
「うちは、近衛木乃香や。よろしゅうなー」
桜咲に続いて、近衛が頭を下げる。
相変わらず、これぞ大和撫子といった風情の近衛は、年齢を重ねる事によってよりその美しさを増していた。
桜咲が凛とした美しさなら、近衛の方は優しそうな美しさ……包み込んでくれるような雰囲気を持っている。
桜咲や近衛とはこれまでにも何度も会っているけど、今日は緊張している為か少しいつもと比べて硬い表情を浮かべていた。
「俺はガイ! ダイゴウジ・ガイ! 今回の件で木連との間にゲキガン魂を燃えさせる為に行くんだ。よろしくな!」
「ヤマダ・ジロウな
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