外伝〜獣達の咆哮〜
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
イユは重々しい様子を纏って呟いた後、決意の表情になって戦闘を再開した!
その後シャーリィ達は完全に撤退し、ルイーネやパティルナ達――――ベルガード門の精鋭達の獅子奮迅な活躍によって戦線はトンネルの出入口付近まで圧し戻され、その頃には夜になり、パティルナ達は進軍を一端止めてトンネルの出入口付近を中心に警備隊を展開して警戒を始めた。
「………何人殺られたの?」
鉱山町付近のトンネルまで撤退し終えたシャーリィは猟兵に尋ね
「……時間稼ぎの為に残ったまま戻って来ない奴等も含めると30人は殺られたかと。クーガーも戻って来ないところをみると………恐らく出した分は全て殺られたと見ていいでしょう……」
「クソッ!”六銃士”もそうだがまさか警備隊如きがここまでやるなんて……!」
尋ねられた猟兵は重々しい様子を纏って答え、猟兵の一人は悔しそうな表情をした。
「あはははははっ!いいじゃん、いいじゃん!面白くなってきたじゃない!!こうなってくると”次”の襲撃はもっと楽しい事になりそうだねぇ!!」
一方シャーリィは好戦的な笑みを浮かべて大声で笑った!
「み、味方の犠牲すらも楽しむなんて……………」
「さ、さすがは”血染めの(ブラッディ)シャーリィ”………!」
そしてシャーリィの様子を見た猟兵達は畏怖が籠った視線で笑い続けるシャーリィを見つめていた………………………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ