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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第82話
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大な槍を召喚して構えた!



「や、槍……?」

「中世の騎士やメンフィル軍の騎馬隊が使っている騎兵槍(ランス)みたいだけど……」

「おいおい……そんな骨董品を持ち出してどうしようってんだ?」

アリアンロードの武器を見たロイドとエリィは戸惑い、ランディは呆れた。

「―――問答は無用。互いに得物を取ったからには全力を持って当たるがいい。さもなくば命はないぞ。」

するとその時アリアンロードは呟き

「っ……!?」

「来る――――!」

アリアンロードの言葉を聞いたロイドが驚き、銀が警告したその時、アリアンロードは一瞬でロイド達の正面に現れて高速の連続突きを放った!

「え――――」

「………な………」

アリアンロードの攻撃を受けたエリィは呆け、ロイドは驚き

「クッ………!」

アリアンロードが攻撃する瞬間、簡易結界を展開して攻撃を防いでいたティオは表情を歪めていた。そしてアリアンロードが攻撃を終え、元の位置に戻ると銀とティオ以外は全員大ダメージを受けて吹き飛ばされ、地面に膝をついた!

「…………………」

攻撃を終えたアリアンロードは黙り込み

「グッ……まさか今のは……」

「……超高速の突きを一呼吸で数十放ったのか……」

攻撃を受けたランディとワジは唇を噛みしめ

(馬鹿な!?人間がこれほどまでの攻撃ができるだと!?)

(……何者だ、あの者は……)

その様子を見ていたメヒーシャは信じられない表情をし、ラグタスは厳しい表情をし

(お、おいおい……これはさすがにヤバすぎる相手じゃねえのか?)

(……驚いたね。まさか人間でここまでデキる奴がいるとは……)

ギレゼルは戸惑い、エルンストは真剣な表情で言い

「……まさか全魔力のおよそ6割をつぎ込んでようやく防げたなんて………ありえません……先程の動きといい、”人間”の出来ることでは……(”影の国”でリウイ陛下やセリカさん達の普段の戦闘の動きを見慣れていた事と”グノーシス”の力のお蔭で攻撃が見えましたけど………今の攻撃を防いで感じましたけど、マジでリウイ陛下達クラスじゃないですか……!)」

「………くっ…………………」

ティオは心の中で驚きながら疲れた表情で呟き、銀は唇を噛みしめた。

「ほう、”鋼の聖女”の槍を凌げる人間達がいるとはねぇ。ああ、1人は人間じゃなかったかな?」

一方ノバルティスは興味深そうな表情をし

「ウフフ、東方人街の魔人なんて呼ばれるだけはあるみたいだね?それと翼のお嬢さんもさすがはあの”殲滅天使”と同じ”教団”の”儀式”の成功体ってところかな?」

カンパネルラは笑顔で感心した。

「なかなかの反応です。翼の少女は将来は素晴
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