第82話
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いたノバルティスはショックを受けた。
「まったく………パテル=マテルが奪われたからといってさすがに必死すぎないかい?」
ノバルティスの様子を見たカンパネルラは呆れ
「べ、別にパテル=マテルの話はここでは関係ないだろう?」
ノバルティスは若干焦った様子で答えた。
「―――さて、次は私ですか。我が名はアリアンロード。”身喰らう蛇”の第七柱にして、”鋼”の名を冠されています。どうかお見知り置きを。」
するとその時騎士――――結社の”使徒”の一人、アリアンロードが名乗り出た!
「っ……」
「なんて澄んだ声……」
アリアンロードの声を聞いたロイドとエリィは驚き
「ゴツイ鎧を着ているが、女みてぇだな……」
「……信じられないほどの威圧感だけどねぇ……」
ランディとワジは目を細め
「……貴様が”ラギール商会”の情報にあり、最要注意人物として挙げられていた”結社”の最強の使い手というわけか。確かに身震いするほどの闘気の持ち主のようだが―――」
銀は静かに呟いた後剣を構え
「―――この”銀”を前にしてその余裕、どれだけ保てるかな?」
銀はアリアンロードを挑発した!
「………………………」
挑発に対してアリアンロードは何も答えず
「お、おい”銀”……」
「どうしてそんな……」
ロイドとエリィは戸惑っていた。
「ウフフ、なかなか興味深い対戦カードだとは思うけど……その前に、ここのヌシが戻ってきたみたいだねぇ。」
「なに……」
「”ヌシ”……?」
そしてカンパネルラが呟いた言葉を聞いたロイドとワジが不思議そうな表情をしたその時
「!巨大なオーラの接近を確認……大型の幻獣が来ます!」
何かに気付いたティオが警告した!
「なんだと……!?」
「一体どこから……!?」
警告を聞いたランディとワジが警戒していたその時、巨大な幻獣がロイド達の側面に飛び込んできた!
「なっ……!?」
「こ、この魔獣は……!?」
幻獣を見たロイドとエリィは驚き
「幻獣”スフィンクスキマイラ”……古の幻想が作りだした聖なる花園の番人といったところかな?」
カンパネルラは口元に笑みを浮かべて説明し
「いやはや、こんなものまで実体化しているとは……フフ、これは計画の精度にも期待が持てるというものだよ。」
ノバルティスは興味深そうな表情で言った。するとその時幻獣は吠えた後ロイド達を睨み
「くっ……!」
「チッ……狙うなら連中を狙いやがれ!」
「―――話は後だ!速やかに調伏する!」
ロイドは唇を噛みしめ、ランディは舌打ちをし、銀は号令をかけた。
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