第81話
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ファティシアはセティにある事を教えた。
「………それでしたら何とかなります。材料の数はそんなに数はありませんが持っています。」
「ほ、本当か!?」
「ハハ、”グノーシス”の解毒薬を創った事といい、マジでエルファティシアちゃん達には世話になりっぱなしだな!」
セティの答えを聞いたロイドは明るい表情をし、ランディは嬉しそうな表情で言った。
「私とエルファティシアさんはこの場に残って、リンさんの護衛と治療をしますので、皆さんは先に行ってください。」
「……わかった。」
セティの言葉にロイドは重々しい様子を纏って頷き
「……それと。治療していて気付いたけど……例え命は助かってもしばらくは戦士として動けないでしょうね。」
「え……」
「……お二人の治癒魔術を使ってでも治せなかったのですか?」
エルファティシアの言葉を聞いたエリィは呆け、ティオは信じられない表情で尋ねた。
「………四肢の到る所が完全に砕けていたんです。」
「……いくら治癒魔術を使ってもさすがに砕けた骨を完全に元通りなんて真似ができるのはそれこそ治癒を専門とするイーリュン教のみに伝わる秘術クラスでないと無理だわ。……私は治癒魔術の適性は高いけど、生憎ルーンエルフ族に伝わる秘術にはそういった治癒魔術はないのよ。ルーンエルフ族に伝わる秘術はどっちかというと自然の力を借りたり、”破魔”や強力な呪いを解呪する事に特化している魔術だし……」
「そ、そんな………」
「くっ……!俺達がもっと早くかけつけていれば……!」
セティとエルファティシアの説明を聞いたエリィは悲痛そうな表情をし、ロイドは悔しそうな表情をした。
「……今は後悔するより、先にすべきことがあるんじゃない?」
「その通りだ。―――その者の治療は任せて、先に進むぞ。」
「………――――そうだな………セティ、エルファティシアさん。せめてリンさんの命は絶対に助けてくれ……!」
そしてワジと銀に言われたロイドは考え込んだ後頷き、真剣な表情でセティ達を見つめていい
「ええ、任せて。」
「これほどまでの事をする敵です……絶対に無理はしないでください……!」
ロイドの言葉にエルファティシアは頷き、セティは心配そうな表情で見つめて言った。
その後セティとエルファティシアをリンの治療のために待機させたロイド達は先に進み、奥地に到着した………
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