第81話
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「拘束して放置か……マニアックな野郎だな。」
「そうね。女の子を大切にしているヴァイスハイトにとっては一番嫌うやり方でしょうね。」
「ランディさん、エルファティシアさん、そういう問題では。」
「少しは時と場所を考えてください……」
エオリアの話を聞いて真剣な表情で言ったランディと、目を伏せて呟いたエルファティシアの言葉を聞いたティオとセティは呆れた。
「……話はわかりました。俺達はこのままリンさんの安全を確認します。」
「この中のメンバーを2人程誰かおいていきますね。」
「ありがとう……助かるわ。……リンをお願い。あの子、手強い相手を見ると歯止めが利かなくなるから……」
「……了解です。」
「こりゃ、グズグズしている余裕はなさそうだね。」
その後ロイド達はエオリアの守りの為にシャマーラとノエルを待機させた後さらに進むと、ある人物が信じられない状況で地面に倒れていた!
「……!」
「いたか。」
ある人物―――リンを見たロイドは目を見開き、銀は呟いた後仲間達と共にかけよったが
「なっ……――――リンさん!?」
リンは自分の周囲に血で真っ赤に染めた状態で倒れており
「ひ、酷い……」
「…………………」
エリィは悲痛そうな表情をし、ティオは辛そうな表情で黙り込み
「今すぐにでも手当しないとマジでヤベェぞ!?」
ランディは目を細めて叫んだ。
「くっ………!セティ、エルファティシアさん!すぐに治癒魔術を!」
「はい!」
「わかったわ!」
そしてロイドに指示をされたセティとエルファティシアは頷いた後それぞれ治癒魔術をかけはじめていたが、リンは一向に目を覚まさなかった。
「くっ……何で目を覚まさないんだ!?」
その様子を見たロイドは唇を噛みしめ
「恐らく血を流し過ぎたのだろう。これほどの出血量……失血死してもおかしくないぐらいだ。」
「そ、そんな………エルファティシアさん、セティちゃん!何とかならないんですか!?」
銀の説明を聞いたエリィは悲痛そうな表情をしてエルファティシア達に尋ねた。
「そうね………増血剤を呑ませれば、失血死は免れる事はできる思うけど………生憎作り方や材料はしっているけど肝心の材料は持って無いわ。」
尋ねられたエルファティシアは考え込んだ後答え、そして溜息を吐いた。すると
「……―――エルファティシアさん。エルファティシアさんの知る増血剤で必要な材料や作り方を教えてもらってもいいですか?もしかしたら手持ちの材料で何とかなるかもしれませんし……」
セティがエルファティシアを見つめて言った。
「……わかったわ。材料は――――」
そしてエル
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