第20話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「……ん。激闘の後みたい。」
ユーシスとラウラ、フィーは真剣な表情で甲冑を見つめた。
「みんな、サラ教官も……」
「もうちょっと早く来てくれたら、楽に勝てたのにねぇ。」
「ふう……やれやれだ。」
自分達の為にかけつけてくれたZ組の面々をリィンが感謝している中レンは疲れた表情で溜息を吐き、何事もなく無事に終わった事にパトリックは安堵の溜息を吐いた。
「えへへ、でも妹さんも含めてみんな無事みたいだね?」
一方Z組の面々と一緒にかけつけたトールズ士官学院の生徒会の会長である2年の平民女子学生―――トワ・ハーシェルは嬉しそうな表情をし
「おお、聞いていた以上の美少女っぷりじゃないか……!」
常に黒を基調としたライダースーツを身に纏っている”四大名門”の一角、”ログナー侯爵家”の長女である2年の貴族女子学生―――アンゼリカ・ログナーは目を輝かせてエリゼを見つめ
「ふーむ、その扉と甲冑はちょっと調べてみたいなぁ。」
アンゼリカのように常に作業ツナギを着ている学生でありながら士官学院の技術棟を任されている2年の平民男子学生―――ジョルジュ・ノームは興味ありげな表情で赤い扉と甲冑を見つめた。
「ったく……マイペースなヤツらだぜ。サラ教官も。駆け付けるのが遅いっつーの。」
級友達の様子を苦笑しながら見守っていたクロウはサラ教官に視線を向け
「ゴメンゴメン。でも何とかなったみたいね。どうやらその巨大な扉からデカブツが現れたみたいだけど……」
サラ教官は苦笑した後真剣な表情でエリゼを見つめた。
「はい……私とレンさんがちょうど見ていて……」
「……俺達の話と合わせて詳しく報告させてもらいます。」
そしてリィン達が事情を説明し始めたその頃何かを考えていたエマは厳しい表情である方向を見つめた。
「………………………………」
エマが睨んだ方向にいたセリーヌはエマの睨みに対し何も答えず、すました顔でエマから視線を逸らした――――
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ