第20話
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の炎の斬撃を受けた事によって蓄積したダメージが限界に来た敵は地面に倒れて2度と動かなくなった!
「はあっ…………はあっ…………」
「……はあはあ……ったく…………」
「フウ………」
敵の沈黙を確認したリィンとクロウがそれぞれ地面に膝をついている中レンは疲弊した様子を見せず、一息ついた。
「こういう修羅場は半年前に卒業してるっつーの……」
「二人とも情けないわねぇ。”か弱いレディ”のレンでもあの程度の相手は余裕だったのよ?」
疲れた表情で呟いたクロウの言葉を聞いたレンは呆れた表情で指摘し
「男子4人を1人で、しかもアーツや得物も使わずに体術のみで制圧するような女は”か弱いレディ”の枠に入らないっつーの!」
「はは……助かりました……でも先輩……ARCUSが使えたんですね?」
レンの指摘を聞いて反論しているクロウの様子に苦笑したリィンはクロウがアークスを使っていた事を思い出し、クロウに訊ねた。
「おう……お前らZ組のための試験導入に参加してな……トワやジョルジュ、ゼリカたちとはその時からの付き合いってわけだ……」
「そう……だったんですか……」
「……にいさま……」
そしてクロウの話をリィンが聞き終えたその時エリゼがリィン達に近づいてきた。
「エリゼ……!だ、大丈夫か!?どこか痛む所はないか!?」
「ええ……地響きに足を取られて転んでしまっただけで……それに……兄様が守ってくれましたから……あの日みたいに……ううん、あの日とは違う形で……………そうですよね……?」
「エリゼ……ああ。何とか乗り越えられたよ。エリゼが無事で本当によかった……!」
嬉しそうな表情で自分を見つめるエリゼの言葉に頷いたリィンはエリゼを抱きしめ
「兄様………」
抱きしめられたエリゼは幸せそうな表情をした。するとその時サラ教官を加えたZ組のメンバーがエレベーターで降りてきた。
「あ…………」
「っと、どうやら揃ってご到着のようだな。」
サラ教官達に気づいたリィンはエリゼから離れ、クロウは自分達に駆け寄ってくるサラ教官達を見つめた。エレベーターから降りたZ組の面々は次々とリィン達に駆け寄った。
「リィン、レン、大丈夫!?」
「エリゼさんは……よかった、無事みたいだね!」
リィン達にかけよったアリサはリィンとレンを心配し、無事な様子のエリゼを見たエリオットは安堵の溜息を吐いた。
「こ、これは……」
「巨大な甲冑……?」
一方地面に倒れているリィン達が倒した甲冑に気付いたマキアスとガイウスは驚き
「……暗黒時代の魔導の産物のようだが。」
「どうやら尋常ならざる事態が起きたようだな……」
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