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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
164 一年目の終わり
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文≠ナ試験の点数を補えたのだとか。

閑話休題。

(……さて、ドビーはどうするか…)

今考えているのは、今夏にアニーの家──もとい、ダーズリー家に現れるだろう屋敷しもべ。

……どうにも、17歳未満の者の周囲での魔法行為を嗅ぎ出す呪文≠ニやらが掛けられているらしいのだ。……ドビーが現れて魔法なんか使われたりしたら、すぐに魔法省へと通知が行ってしまうだろう。

(……“デスペル”やら“シャナク”やらを掛けたマジックアイテムでも渡しておくか…?)

例えば、そのマジックアイテムを指輪にするなら、その指輪を中心に“デスペル”の効果範囲を半径2メートル程の球状に設定して──常時発動出来る様にしてやれば、MPが続く限り、それで常時打ち消す事が出来ると予想。

消費MPは、指輪の半径500メートルに存在する人間を含めた動物から、【ドラゴンボール】に出てきた“元気玉”の要領で、“アスピル”やら“マホトラ”やらで少しずつ並行して奪い、その魔力で賄えば良い。

……プリベット通りの様な住宅密集地ならきっと問題ないだろう。……後はそれにON/OFF機能を着ければ完成だ。

「後は──」

後、気になる事があるとするならば、それは【レーベンスシュルト城】の事。

「……そろそろ別荘≠使うのも自粛するか…?」

あったりなかったり部屋>氛汞別荘≠使っての訓練は、常人の24倍時間を使える──が、それを裏返せば常人の24倍年を重ねるハメになる。

アニー、ハーマイオニーと一緒に別荘≠ノ入ったのは計164回。それは二人が164日分、人より日を重ねたと云う事だ。……来年、開校当初から籠りきるのは、さすがに(まず)い。

……かと云って、入る度にスキルで寿命を態々(わざわざ)止めたりするのも億劫(おっくう)である。

「さて、どうするかね──っ…!」

いつもみたいに現実逃避しようとした瞬間、天啓が舞い降りる。……ある意味では逆転の発想とも云える。

「……そうだ──他の何か≠ノ時間を吸わせれば…っ!」

某≪半純血のプリンス≫宜しく独自魔法(オリジナルスペル)≠開発する必要があるが、それもまた面白くはある。……その魔法が完成するまで別荘≠ヘ課題消化部屋≠ニして割りきってもいい。

「……俺が目指すのは身代わり>氛氓ワたは吸収≠フ魔法」

新たなやりがいを見つけた俺は、【ホグワーツ魔法魔術学校】から、ほんの少しの期間だけ離れる事となった。

SIDE END
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