第19話
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をかけただけで……そしたらこっちに走って行ったので心配になって追いかけてきただけだ!」
自分を睨んで怒鳴るリィンにパトリックは慌てた様子で答えた。
「くっ…………」
「どうやらこっちの方に来たのは間違いなさそうだな。お前らが毎月探索してるっていうその旧校舎はどうなんだ?」
「いや、ちょうど先程扉を施錠したばかりですが……」
クロウの疑問に答えたリィンは念の為に旧校舎の扉を調べると、なんと施錠していたはずの扉が開いた!
「え――――」
そしてリィン達が旧校舎に到着する少し前、エリゼは旧校舎の中を歩いていた。
「……ここは……鍵はかかっていなかったけどこの建物って……?」
エリゼが周囲を見回していると猫の鳴き声が聞こえ、声に気付いたエリゼが振り向くとそこにはエマが世話をしている黒猫――――セリーヌがエリゼを見つめていた。
「猫……?」
「………………」
セリーヌはエリゼを見つめた後奥へと向かい
「あ………」
セリーヌが心配になったエリゼは奥へと向かった。
「……………」
エリゼが奥へと向かうと物陰に隠れていたレンが姿を現して真剣な表情でエリゼが向かった場所を睨み
「最悪の事態を想定して念のために旧校舎を真っ先に調べて、”何故か鍵が開いていた”旧校舎内に隠れていて正解だったわね…………うふふ、レンがいるのだからあなたの思惑通りに事が進むと思ったら大間違いよ?黒猫さ―――いえ、”魔女の眷属”さん?」
疲れた表情で溜息を吐いた後意味ありげな笑みを浮かべ、エリゼの後を追って行った。
「これって……機械……?でも、それにしては……」
エレベーターまで移動したエリゼはエレベーターに近づいた。
「……あの猫……どこに行っちゃったのかしら?隠れるような場所なんて無さそうだけど……文字……?」
エリゼがエレベーターの装置に気付いたその時、エレベーターは動き出した!
「え―――きゃあっ!?」
「………!」
そしてエレベーターが下に向かい始めたその時レンが現れ、レンは人間離れした跳躍力でエレベーターに飛び乗り、そのままエリゼと共に下へと降り、レンとエリゼを乗せたエレベーターは現在いける最下層―――地下4階に到着した。
「エ、エレベーターだったのね。ずいぶん下まで降りてきちゃったけど……」
エレベーターに驚いたエリゼだったがすぐに気を取り直して立ち上がってエレベーターから離れたが
「ケガはないかしら、エリゼお姉さん。」
「え?貴女は確か兄様と一緒にいた……もしかして兄様のクラスメイトの方ですか?」
レンに声をかけられるとようやくレンの存在に気づき、レンがリィン
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