見つけた希望、迫る敵
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、一応悪魔ではあるわ、と言っても書物に出てくる様なおぞましい姿はしていないけどね」
「ふーん、どんな奴なんだろう…」
(随分呑気そうね、本当に彼をレミィが気に入ったのかしら)
「ん?何か言った?」
「いいえ、何も言っていないわ」
そう言ってパチュリーは本棚から本を一冊取って奥に引っ込んでしまった、とりあえずパチュリーが示した方に行くと、赤色の髪に白いカッターシャツと黒いジャケットとスカートを着用した子が2人いた
片方は髪とスカートがロングで、もう片方は髪とスカートがショートだった、そして背中にはコウモリの様な翼があった
パチュリーの言っていた小悪魔という人物、彼女達の事でほぼ間違いないだろう
彼女達に近づくとこちらに気づいたのだろう、
2人が同時にこちらを見て来た、するとロングヘアーの方が話しかけてきた
「あれ?貴方は誰ですか?見ない顔ですね、大図書館に何かご用ですか?」
「こんにちは、自分は渥美純って言います、ここに来た要件は幻想郷について何か情報が無いかを探しに来ているんだ」
「純さん?…あぁ、パチュリー様が言っていた人ですね、お嬢様に気に入られているとか」
「気に入られてる、ね…まあいいか、それでパチュリーに小悪魔って人に本の場所を聞いてくれって言われたんだけど、君達が小悪魔って子で合ってるよね?」
「はい、私はこぁと申します、でこっちがここぁです」
ロングがこぁ、ショートがここぁか、小悪魔だからこぁって事かな、覚えやすいな
「よろしく、早速で悪いけどその本がある場所まで案内してもらえるかな」
「あ、ここで待っていてください、私が持ってきますので」
「そうか、悪いね、じゃあお願いするよ」
俺がそう言うとこぁは本棚の奥へと消えていった、こぁが帰ってくるまで特にする事がないので、その辺の読める本でも見て待っているとするか
「あ、あの、貴方が純さんですか?」
と、思っていたのだがここぁが話をかけてきた
「ん?そうだけど、どうかしたの?」
「あ、特に理由は無いんですけど、お嬢様が気に入った人ってどんな人なのかなって思って」
「あぁ、なるほどね、君達のお嬢様が誰かを気に入る事って珍しいの?」
「はい、ほとんどの人達は見向きもされませんね」
何でだ?俺ってそんなに気に入られる様なことしたかな、まあいいか、この幻想郷を出る方法が見つかればすぐに出て行くつもりだし、俺には関係ないことだな
「お待たせしました、こちらが幻想郷に関する事が記してある書物ですよ」
「お、ありがと、悪いけどこれ少しの間借りてくね」
紅魔館 自室
俺は目的の物を持って自室に戻って来た、そして本を読んで分かったのはこの幻想郷は俺の元いた世界の裏側にあたる世界である事
この世界を作り出し
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