ep.013 『機密情報漏えい。 fortress総員出撃っ!』
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いでください。」
「ああ、わかったよ(『する』とは言ってない)。」
「じゃあ、班分けをする。」
このセリフを言ったとき、叶世はもうこの二人を諦めた。
「俺はもちろん御臼ちゃんといっしょかな?」
「なら俺ももちろんのごとく光利といっしょだろ?」
叶世は右手で多色のボールペンを持ち、左手近くにあるメンバーの名前の書かれた紙に赤、青、緑で色分けしながら俺ぞれの名前をまるで囲んでいく。
「現状、一番怪しい組織を追ってもらう。第1班メンバーは、『夢絶 叶』、『瀬貝 大丈夫』、『島崎 狩牙』、『島崎 光利』、『一己 初始』、『ルレシオ・ジン・シェイリアス』、そして俺『叶世 重実』だ。」
そこで無絶が拘束服で椅子の後ろに倒れ込んだまま芋虫の様に暴れている。
「おいコルァッ!!! なんで俺と御臼ちゃんが違う班だよっ!!」
足と胴体で地面を擦る音が微妙に鬱陶しい。御臼はもはやツッコむ気にさえなれない。
「今回の任務はお前の技能もいる。そのくらいのことだ。」
ジタバタが治まり、少し考えて記憶を掘り起こした後ちょうどヘアピン型の机の曲がり目に座っている叶世に向く。
「ああ、あれか。もう何年も使ってねぇなぁ〜。てか、あれは体質みたいなもんだし、感覚が残っているかも怪しいぞ?」
「大丈夫だ。それがなくてもお前は相当な戦力にもなる。」
「じゃあ、班分けの続きに続きに戻すぞ。」
また叶世は紙を見る。
「第2班。『御臼 来未』、『下根 高親』、『枯木 彬』、『ライナー・シュタイン・ブルク』、『シャーロック・スレイン・ブルク』、『水無月 千尋』、『水無月 陽炎』だ。」
千尋が一言。
「そのメンバーだと、内容は巡回とか?」
「ああ、第2班には地上での巡回・・・・、と言うよりかは第4学区での待ち伏せの様なものだ。」
「待ち伏せ?」
「今回の任務の間、第2班が一番自由に行動できると思ってくれ。もっとしっかりした任務内容は後で下根に紙で渡すつもりだ。いいな、下根?」
「了解。」
と、下根は真面目な声色で返す。
「よし。最後に第3班。この班には第1班の調査と第2班の待機中の間、地下の仕事をしてもらいたい。いつもの地下で起きる事件の収拾だな。」
そして、また紙を見ながら、
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