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ゲート 代行者かく戦えり
歩兵用武器解説(日本編)その1
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り時にホールドオープンするボルトキャッチ機構も備えられた。


発射形式は突撃銃には珍しいセミ、フル、3点バーストの三種類。セレクターレバーの表示は、64式小銃から受け継いだ「ア/タ/レ(安全/単発/連射)」に「3」(連射)を追加したものとなっている。セレクターシステムはユニット式になっており、取り外すことでセミオートもしくはフルオートのみとすることも可能だ。
このセレクターレバーは匍匐前進の際に誤って解除されないよう右側についており、操作する際はグリップから一旦離した右手でレバーを保持するよう指導・訓練される。


銃身長420mmというカービン(短縮小銃)に近い長さでありながら、大型の消炎制退器の銃口制退機能によって高い制動性と良好な集弾性能を有する。また、取り外し可能な二脚を有し、展開し接地することで安定した射撃ができる。材質・製造方法は、大量生産が容易なように選択されている。銃床、
銃把、被筒には軽量かつ量産性に優れた強化プラスチックを採用し、金属部分はプレス加工を多用している。更に、銃を構成する部品数が64式から大幅に減り、
生産性や整備性が向上している。


戦後初の国産自動小銃であった64式は駄目な銃だったが、
この銃は実写レポートなどを見る限りなかなか良い評判だ。
AKとM16という東西を代表するアサルトライフルの良い所どりをしたようなガス作動式で、ガスポートから取り出されたガスは最初はガスチューブで導かれ、途中から短いピストンを押す構造となっている、これにより反動はM16より軽くて撃ちやすい。また機関部の汚れが少ないので手入れが楽なのも利点だ。


状況により異なる場合もあるが、通常、
陸上自衛隊の隊員は弾倉を10本携帯する。弾入れは3本用と2本用の2種類(それぞれ30発弾倉用と40発弾倉用がある)があり、それぞれ2個ずつ、弾帯、防弾チョッキ2型、防弾チョッキ3型等に装着して携帯する。戦闘防弾チョッキの場合は40連弾倉8本分のポケットが縫い付けられている。匍匐などの際に邪魔にならないよう、
弾帯に装着する場合は1本用を前面、2本用を背面に取り付けるのが基本仕様。





この銃が装着できる89式多用途銃剣は、
1989年の89式小銃の制式に伴い開発され、同年に制式化した多用途型の銃剣。
全長41cm(刃渡り29cm)の64式銃剣(64式7.62mm小銃用銃剣)に比べ、全長が28cm、刃渡りは旧型の半分程度の17cm内外と短縮されている。これでM16やAK用の銃剣と同じ使い勝手の良いレベルに自衛隊の銃剣は達した。


銃剣の握りの下に付いている柄頭にT型の溝があり、この部分が銃身先端の剣止めに接続される。この溝には脱落防止用の銃剣止めを差し込む事も可能。鞘に銃剣を入れ、弾帯に装着し
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