第77話
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人化”をすると知っていながら”自分の意志”で”グノーシス”を服用した者はゼムリア大陸史上最悪の国際犯罪組織である”D∴G教団”関係者として認め、その者の殺害許可は全国家から降りている事を。」
「へえ?じゃあそいつは殺っちまってもいいのかい。」
「そ、それは……………」
「で、でも……ヴァルドはヨアヒムの時とは違って暴走はしていないし、セティ達がいれば、解毒薬も作れるからまだ助かるはず……!」
ルファディエルの話を聞いたエルンストは凶悪な笑みを浮かべ、エリィは複雑そうな表情をし、ロイドはルファディエルを複雑そうな表情をして見つめた後真剣な表情で見つめていった。
「………………………おい、ヴァルド。悪い事は言わねえ。ルファディエル姐さんの言う通りとっとと魔人化を解いて投降しろ。でないと――――マジでテメェを殺すぞ?」
その時ランディは目を細めてヴァルドを睨んだ後凶悪な笑みを浮かべて呟き
「ランディッ!」
「せ、先輩までどうしてそんな事を……!」
ランディの言葉を聞いたロイドは声を上げ、ノエルは信じられない表情でランディを見つめた。
「お前達にもわかっているはずだ。今のコイツはあのヨアヒムの野郎と変わらねぇぐらい相当危険なヤツって事を!もしコイツがクロスベル市で暴れてみたら、どれだけの被害が出るかわかりきっているだろう?既にコイツのせいで何人もの重傷者が出ているんだぜ?」
「それは………」
「確実に甚大な被害や犠牲者が出るだろうな………」
しかしランディの言葉を聞いたエリィは不安そうな表情をし、リィンは重々しい様子を纏って呟き
「―――殺す事に躊躇いのある者達は下がっていろ。足手纏いだ。」
「うむ。それにティオ達が手を汚す必要はない。」
「ま、お前達にはまだ早いから下がってな、ロイド。」
そしてメヒーシャ、ラグタス、ギレゼルはそれぞれ武器を構えてロイド達に忠告し
「久シブリの殺しだゼッ!!」
ラテンニールは意気揚々と武器を構え
「………………………」
「ま、待って、メヒーシャ……!」
「くっ……!みんな、早まるんじゃない!」
メヒーシャ達の行動を見たワジは重々しい様子を纏って黙り込み、エリィは慌て、ロイドは唇を噛みしめた後叫び
「ククク……面白くなってきたじゃねぇか……!」
ヴァルドは不気味な笑みを浮かべていた。
「な、なんだ!?」
「ば、化物……!?」
するとその時ミレイユが警備隊員を引き連れてロイド達に近づいてきた。
「ミレイユ……!」
「ミレイユ三尉……!」
「よかった……!復旧が終わったんですね?」
「え、ええ、それで急いで駆け付けたんだけど……な、なんなのそ
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