第75話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たソーニャは黙り込み
「ふ、副司令……?」
「………………………」
ソーニャの様子を見たノエルは戸惑い、ランディは重々しい様子を纏って黙り込み
(どうやらあの件以降、警備隊内で派閥争いのような事が起こっているみたいね……………)
ルファディエルは真剣な表情で考え込んでいた。
「ふう、それを言われますとこちらも強くは出れませんなぁ。」
「うーん、でもこちらには真実を追求するという使命が……」
一方ドノバンは溜息を吐き、グレイスは考え込んでいた。
「――――ソーニャ副司令。30分、いえ重機が来るまで俺達に時間をもらえませんか。」
その時考え込んでいたロイドは申し出
「貴方達に……?」
ロイドの申し出を聞いたソーニャは目を丸くした。
「ええ、現在のクロスベルで今回の事故が起こったこと……自分にはとても、単なる偶然とは思えません。本当に”必然性”は無いのか見極めるべきではないでしょうか?」
「……………………………………」
「フフ、確かにその通りね。」
ロイドの説明を聞いたソーニャは真剣な表情で黙り込み、ルイーネは微笑み
「例の”幻獣”による被害の可能性もありますし……」
「ま、気休め程度に任せてくれてもいいんじゃないッスか?」
ティオとランディもそれぞれ意見を言った。
「……そうね、私としたことが少しばかり焦っていたようだわ。――――ドノバン警部、ルイーネ一佐。まずは現場検証を優先しましょう。代わりに復旧作業が始まればそちらに集中させていただきます。」
ロイド達の意見を聞いたソーニャは溜息を吐いた後ドノバン達に視線を向けて意見し
「ええ、こちらも異存はありません。」
「勿論、私も異存はありませんわ。」
ソーニャの意見を聞いた二人は頷き
「あのー、できればあたしたちの取材も……」
グレイスは笑顔で申し出
「復旧作業が始まるまではどうぞご自由に。ただし……現場検証の邪魔はしないように。」
「ええ、それは勿論。」
ソーニャの言葉を聞いて頷いた。
「さてと………私はギュランドロス様に現在の流れを報告した後、検証を始めます。」
「……本来でしたら私が司令に報告すべき事なのに、お手数をかけてすみません。」
「フフ、気にしないで下さい。………もしもし、ルイーネです。……………脱線事故の件ですが……………」
そしてルイーネは懐からエニグマを出して、通信をしながらロイド達から去って行った。
「あの……副司令。事故とは関係ないのですが少し気になる事が……」
ルイーネが去るとノエルは不安そうな表情で尋ね
「ルイーネ一佐……というよりもなんだか”六銃士”に対し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ