第73話
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”が生き延びたのは僥倖というよりほかにはないな。」
「…………………………」
「だからといって”結社”ってのがマトモとはとても思えねぇがな……」
ヨルグの説明を聞いたティオは複雑そうな表情で黙り込み、ランディは溜息を吐いた。
「正直、そんな説明だけじゃ納得できそうもないんだけど?」
「フフ、言っただろう。わしの知る限りと。どう判断するかはお前達次第だ。ふむ、これで3つか。―――時間を取られた。そろそろお引き取り願おうか。」
「っ……」
「で、でも……」
ヨルグの指示を聞いたロイドは唇を噛みしめ、エリィは反論しようとし
「ロ、ロイドさん……」
ノエルは不安そうな表情でロイドを見つめた。
「……―――そういう約束だ。今回はこれで引き上げよう。また、機会があれば話を伺いに来ても構いませんか?」
(――――それでいいのよ。下手に強硬手段を取って、重要な情報を持っていそうな者との繋がりを失くす方が駄目なのだから。)
見つめられたロイドは頷いた後尋ね、ルファディエルは口元に笑みを浮かべていた。
「まあ、気が向けばな。そもそも、お前達にとって気がかりは我々だけではあるまい。『国家独立』とやらを前にして、警戒しなくてはならぬ勢力が他に幾らでもあるのではないのか?」
「そ、それは……」
「……ま、確かにな。」
「そういった勢力の動きも全部知っていそうだけどね?」
「フフ、さてな。」
ワジに尋ねられたヨルグが口元に笑みを浮かべたその時人形がロイド達に近づいてきた。
「―――さあ、帰りもその子について行くがいい。はぐれたりしたら身の安全は保障できんぞ?
その後ロイド達は人形についていって屋敷を出て、ロイド達が屋敷を出た事を確認した人形はお辞儀をした後屋敷の中に入って行き、扉はしまった………
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