第72話
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?」
「そ、そんな………――――!まさかペテレーネ様も関わっているの!?」
リィンの説明を聞いたロイドは驚き、エリィは信じられない表情をした後ある事に気付いて尋ね
「ああ。……ペテレーネ様は神官長としての仕事やリウイ陛下夫妻のお世話役としての仕事もあるから、あまり頻繁に関わっていないが合成魔獣を作りだす研究部門から助言を求められる立場だと聞いた事がある。勿論、戦時には積極的に研究部門に関わって、新たな合成魔獣を生み出しているらしい。ちなみに生み出された合成魔獣は魔術的な処置によって絶対服従の魔術をかけられているから、裏切られる心配はないと聞いた事がある。」
「……………ペテレーネさんがそんな事をしていたなんて…………正直、信じられません…………」
「やれやれ………”闇の聖女”とはよく言ったものだよ………まさか裏でそんなえげつない事をしていたとはねぇ?」
驚くべきことを聞いたティオは疲れた表情をし、ワジは真剣な表情で言った後口元に笑みを浮かべた。
「……確かにやっている事は外道と言われてもおかしくない事さ。この事を知った俺やエリゼは最初は憤りや信じられない思いを抱えたけど………だけど、それでも俺達はメンフィルに仕える者達だ。それにリウイ陛下達自身は尊敬できる皇族だし………その”外道”が国を……メンフィルを……”民”を守っている。現に俺達シュバルツァー家にも強い合成魔獣が数体配置され、有事の際はその合成魔獣達が戦力として戦い、時には味方を助けてくれるし、災害が起こった時にも援助物資を運んでくれる大きな戦力となってくれている。今では俺やエリゼもその事は割り切って、メンフィル帝国に忠誠を捧げている。」
するとその時静かな表情で語ったリィンは決意の表情で言った。
「あの清楚バリバリな雰囲気を出しているエリゼちゃんが………」
「フフ、さすがは”聖魔皇女”が親しい態度や無礼な態度で接する事を認めているだけあって、只者じゃないねぇ?」
リィンの話を聞いたランディは驚き、ワジは静かな笑みを浮かべて言い
「……考えてみればそれも”正義”の一つだよな…………正直、とても認めたくないやり方だけど。」
「そうね………その”非道”によって生み出された力が光と闇…………両陣営と対抗できる事によって、メンフィルの平和を維持できるのだから……………」
「……それに処刑する犯罪者を使っているのですから、ギリギリ人としての道は踏み外していないかと。」
「……………………………」
ロイドは複雑そうな表情で言った後溜息を吐き、エリィは重々しい様子を纏って呟き、ティオは静かな表情で呟き、ノエルは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「……さてと。話が大分逸
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