第72話
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吐き、リィンは驚きの表情で言った。
「へ……」
「”破壊の女神”シェラ将軍が半機械人間ってどういう事かしら?」
リィンの言葉を聞いたロイドは呆け、エリィは驚きの表情で尋ねた。
「シェラ様は若い女性の肉体を生贄にして、誕生したディル・リフィーナの先代兵器が合成された機工種族――――半機械人間なんだ。」
「なっ!?」
「い、生贄っ!?」
「…………………………………」
リィンの話を聞いたロイドとノエルは厳しい表情で声を上げ、ティオは辛そうな表情で黙り込み
「ああ……というかメンフィル機工軍団の一部はシェラ様のように人間の肉体を生贄にして生み出された半機械人間が存在すると聞いた事がある。勿論、生み出された機工種族達は主――――メンフィル帝国に絶対服従だから絶対に裏切らない。ちなみにシェラ様に直接指揮権があるのは主であるリウイ陛下か、その指揮権をリウイ陛下の後を継いだ事によって、指揮権も委託されているシルヴァン陛下だ。……恐らくリフィア殿下や後にリフィア殿下の後を継ぐメンフィルの皇帝達も将来即位した時、シェラ様の指揮権を委託されると思う。」
「そ、そんな……………」
「……その生贄になった人間って人は一体どういう人なんだい?」
真剣な表情で語ったリィンの情報を聞いたエリィは表情を青褪めさせ、ワジは真剣な表情で尋ねた。
「…………敵軍のスパイや大罪を犯し、”処刑”の判決が出た犯罪者を生贄にしていると聞いた事がある。」
「……………敵や犯罪者に対して容赦はしねえことで有名なメンフィルだが、まさかそんな事もしていたとはな……………処刑する手間を省く所か、絶対服従の戦力にする………まさに一石二鳥な方法だな………」
「で、でも……だからってそんな人権を無視した非道な事をするなんて……………」
「……”D∴G教団”が私やレンさん、幼い子供達にしていた”儀式”の対象者が犯罪者に変わったようなものですよね……」
「……………………………まさかとは思うけど、他にも”教団”の”儀式”に似たような事をしているのか?メンフィルは。」
リィンの話を聞いたランディは重々しい様子を纏い、ノエルは信じられない表情をし、ティオは複雑そうな表情で呟き、ロイドは複雑そうな表情で黙り込んだ後真剣な表情で尋ねた。
「後はそうだな……………合成魔獣もメンフィル軍の主力の一つだ。」
「合成魔獣?」
「……………魔術的な儀式によって魔物や魔獣達を合成して、強い魔物を作りだすことさ。――――元は”混沌の女神”が伝えている合成儀式だそうだ。」
自分の言葉を聞いて不思議そうな表情をしているロイドにリィンは説明した。
「なっ!?アーライナ教が!
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