第18話
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。来年は16歳―――社交界デビューの歳だろう?」
「…………!」
「だから、どうかわかって欲しい。…………家を出たとしてもユミルにはたまに顔を出すつもりだ。父さんと母さんにだって育ててもらった恩はずっと―――」
「…………わかってない。」
そしてリィンの答えをこれ以上聞きたくないかのようにエリゼは首を横に振って呟いた。
「え。」
「兄様、ぜんぜんわかってない……父様の気持ちも……母様の気持ちも…………わたしの気持ちも………」
「エリゼ……?」
エリゼの様子を不思議に思ったリィンがエリゼを見つめたその時
「兄様のバカッ…………!朴念仁!分からず屋!大ッキライ!!!」
「…………あ…………」
エリゼが悲しそうな表情でリィンを睨んで声を上げた後、その場から走り去った――――
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